「良い思い出とならなかった」久保建英、100試合目の節目を飾れず EL2敗目で厳しい評価「判断、精度を欠いた」
ヨーロッパリーグ(EL)1次リーグ第4節が現地時間11月7日(日本時間8日)に欧州各地で行われた。久保建英の所属するレアル・ソシエダは、チェコのプルゼニと敵地で対戦し、1-2で敗れた。 【動画】久保建英がらしさ全開のゴラッソ!「ロッベン、メッシみたい」とファンも騒然のファインゴールを見る この試合で今季のEL2勝目を目指したレアル・ソシエダだったが、前半早々の13分に先制点を奪われる。相手陣内でミゲル・オヤルサバルがボールをキープし、右サイドに開いた久保へ送ったパスがカットされてしまう。そこからボールを繋がれ、最後はプリンス・アドゥに決められビハインドを負うことに。 レアル・ソシエダも42分にオーリ・オスカールソンのゴールで同点に追いつくも、その後、勝ち越し点を奪えず時間が経過。この日がクラブ所属100試合目となった久保も、相手に厳しいマークに合い思うようなプレーが出来ないまま、60分に交代でピッチを後にしている。 1-1で進んだゲームは、後半アディショナルタイム、プルゼニのルーカス・カルバックのミドルシュートが味方に当たり、軌道が変わったボールがそのままレアル・ソシエダゴールに吸い込まれ、ホームチームが勝ち越しに成功。2-1でプルゼニが今大会初勝利を手にしている。 レアル・ソシエダはELでは2試合ぶりの敗戦。そしてこの試合、両チームを通じて最初に交代を告げられた久保には、現地メディアからシビアな声が向けられている。 サッカーサイト『MUNDO DPORTIVO』では、背番号14に対し、「記念すべき100試合目だったが、この試合は特に良い思い出とはならなかった。非常に不調で、判断やプレーの精度が欠けていた。ドリブルもクロスも決まらず、芝の状態の悪さが影響し、相手から厳しくマークされていた」と評価は厳しいものとなっている。 さらに、国内のスポーツ情報を発信する『ElDESMARQUE』は個人採点として、10点満点中、久保には「5」を与えた。その上で「この夜は自分のプレーができなかった。前回日曜日のプレーの『8』には遠く及ばず、イマノル・アルグアシルが最初に交代を決断したのも彼だった」として、ゴールを挙げ勝利に貢献したラ・リーガ12節のセビージャ戦とのプレーの“落差”を強調する。 また、クラブの地元メディア『Noticias de Gipuzkoa』は日本人MFの交代理由について、「イマノルはクボの精彩を欠くパフォーマンスを見てこれ以上待つことなく、さらにバルセロナ戦がすぐそこに迫っていることも考慮した」などと説いている。 チームの中心的プレーヤーである久保は、背負うものが大きいだけに敗戦時には辛辣な評価も避けられない。次戦、ラ・リーガでのバルセロナ戦、古巣相手での奮起が期待される。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]