ヤングダービーで得た経験を年末につなげたい西橋

　ボートレース蒲郡のプレミアムＧ１「第１３回クイーンズクライマックス」（ＱＣ）は１２月２８日から３１日まで開催される（ＱＣシリーズは同２６～３１日）。西橋奈未（２８）＝福井・１１９期＝は大会初出場へまっしぐら。２３日に閉幕した桐生プレミアムＧ１ヤングダービーは泣き笑いのシリーズになったが、今年の女子獲得賞金ランクは８位に浮上している。 　西橋は男子強豪を相手に８月のびわこお盆開催で準優勝、まるがめＳＧメモリアルでも善戦。９月の徳山一般戦も準優勝し、いいリズムでヤングダービーに参加した。ところが…、序盤３走すべて６着で早々に予選敗退の状況となってしまった。「びわこ、メモリアルで成績を残せたので、その弾みで今節も頑張ろうと。年末の１２人に残れるようにと思って今節来ましたが、あまりにも調子が良くないので…。でも、諦めずにやり切りたい」。 　幸いにも今大会、周りには同期、同世代の仲間がいた。励ましの言葉やアドバイス―。心を奮い立たせ、ペラ調整に励んだかいがあって、３日目以降の６走で１勝、２着３回、何とか格好はつけた。「ヤンダビは雰囲気がすごく良くて、いい大会。学ぶこともいっぱいあったし。こうやって、人は成長できる」と笑い飛ばした。 　１１月の下関Ｇ２レディースチャレンジカップ出場は当確だが、それまでに一般戦を転戦する。「あと３、４節あるかな。どこかしら優勝したら、だいぶいいところまで行けますもんね。でも今、Ｆをしたら元も子もないので、旋回勝負を常に頭に置いて。しっかりチャレンジまで走り切りたい」と、賞金レースの最終局面に向けて意欲を燃やした。