これまでの大雨で地盤緩む 薩摩・大隅地方で23日にかけて土砂災害に警戒 鹿児島
薩摩、大隅地方では、23日夜遅くにかけて土砂災害に警戒してください。 九州付近にある前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、23日にかけて大気の状態が不安定となる見込みです。薩摩、大隅地方では23日夜遅くにかけて激しい雨が降る見込みで、これまでに降った大雨により地盤が緩んでいるところがあるため、今後、少しの雨でも土砂災害のおそれがあります。 県の雨量計によりますと、日置市では午前5時すぎまでの1時間に52ミリの非常に激しい雨を観測しました。22日午前8時までの20日の降り始めからの総雨量は指宿で476ミリ、鹿屋市吉ケ別府で447ミリ、肝付町前田で417ミリです。 指宿市では平年1か月分の雨量の8割を超えたほか、48時間雨量では観測史上1位を更新しました。 22日に予想される1時間雨量は薩摩、大隅地方で40ミリです。 23日午前6時までに予想される24時間雨量は薩摩、大隅地方で150ミリです。 その後、24日午前6時までに予想される24時間雨量は薩摩、大隅地方で200ミリです。 鹿児島地方気象台は、土砂災害に警戒を呼びかけるとともに、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、突風に注意するよう呼びかけています。
南日本放送