元日本代表DF吉田麻也が今の代表CB陣をどう見ているのか。板倉滉は「伸びてきた」、冨安健洋は「入ってきた頃からモノが違うと思っていた」 | 内田篤人のFOOTBALL TIME
【国内サッカー・ニュース】DAZNで配信している『内田篤人のFOOTBALL TIME #197』では、ロサンゼルス・ギャラクシーに所属する元日本代表DF吉田麻也がゲストに登場。MCの内田篤人氏が渡米し、アジア最終予選に臨む日本代表について語り合った。 ●【動画】日本代表|望月 ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)プレー集
9月の代表ウィークからFIFAワールドカップ26アジア最終予選に臨む日本代表。カタールW杯を最後に代表からは遠ざかっている吉田麻也が今の日本代表をピッチの外からどのように見えているのかー。 内田氏から「今の日本代表は強いじゃないですか。特にディフェンスラインがかなりいいなと。センターバックを含めて。吉田から見てCB陣はどうですか」という問いが投げかけられると、吉田は、「能力が高いのは間違いないんですけど、市場も日本の選手を評価しているなと。僕らがヨーロッパに行った頃とは時代が変わってきていると感じている」と時代の変化を口にする。 その中で今の日本代表では、アーセナルのDF冨安健洋とボルシア・メンヒェングラートバッハのDF板倉滉がCB陣の主軸となっている。日本代表でコンビを組んだ経験もある吉田は、その二人について「滉は伸びてきた(タイプ)かな。でもトミは前にも言ったことがあるけど、入ってきた頃からモノが違うと思っていたし、すぐに抜かれるなと思った。正直、トミが入ってくるまではそう思ったことはなかった」と言及した。 そんな冨安の凄さを問われた吉田は、「弱点がない」とキッパリと回答。続けて「これはヨーロッパで成功するためにはすごく重要なこと。唯一の弱点は怪我が多いことだけど」と言いつつも、冨安自身が「ケアはめちゃくちゃ頑張っている」と入念なセルフケアに努めていることも明かした。 板倉について当初は「センターバック向きなのかなというのはもっと若い頃には思っていた」ことを明かし、「ボランチの選手なのかなと個人的には思っていたけど、でも最近はセンターバックらしくなってきた」とセンターバックとしての成長ぶりを感じているようだ。 一方で「パワーで勝負してくる選手に対しての対応がもっと上手くなれば、足は速いし、スピードのある選手への対応はいいんだけど、力で来る選手への対応がまだ伸びるなと客観的に見て思う」と同じポジションの経験者だからこそ分かる伸びしろについても指摘している。 アジア最終予選に臨む日本代表メンバーが29日に発表され、いよいよワールドカップ出場権をかけた厳しいアジアの戦いが幕を開ける。冨安は怪我で招集外となったが、成長著しい板倉や初招集された川崎フロンターレのDF高井幸大ら日本のCB陣の活躍に期待がかかる。