増え続ける廃校舎、利活用の可能性探る 福島県石川町の「ひとくらす」がサミット
福島県石川町の一般社団法人「ひとくらす」は27日、旧中谷二小を改修した町内の施設ひとくらすで「レイワ廃校サミット」を開いた。参加者が廃校活用の可能性を探った。 増え続ける廃校舎の利活用を後押ししようと初めて企画した。約40人が参加した。ひとくらすの三森孝浩代表理事、千葉県南房総市で旧校舎を譲り受けレストランなどを運営するWOULD代表の多田朋和さんらが登壇し、「廃校活用に見る未来」をテーマにトークイベントを繰り広げた。三森代表理事が「学校は規模が大きく、光熱費がかかる。課題を理解した上で、検討を進めることが大切だ」と活用希望者にアドバイスを送った。 国学院大観光まちづくり学部の嵩和雄准教授、町への移住者、町内外で活動している地域おこし協力隊員が、「移住・来る側と迎える側の心構え」について話し合った。 地産地消レストランを開き、石川はちみつ牛ステーキや地元野菜の煮物などを提供した。地域おこし協力隊の活動報告ブースを設けた。