祝・フェアプレー賞受賞!3日間開催の中京で18頭に騎乗し今年初勝利へ【永島まなみの騎乗馬展望】
――まずはこの話題からです。2024年度フェアプレー賞受賞、おめでとうございます! 力作揃いの激戦・M-1グランプリ結果発表!そして話題の"ドイル会"の中身とは…【永島まなみ騎手コラム】 ありがとうございます! ――年間30勝以上、そして制裁点数が10点以内という条件を満たして受賞できるものですが、高いハードルを越えた今年の受賞者は6名。川田将雅騎手を始め、名だたるメンバーが並んでいます。 そうですね、ありがたいです。今年ももらえるよう頑張ります! ――今年度の受賞も期待しております。今週末の3日間開催は土日月全て中京で、それぞれ6鞍、計18鞍に騎乗されます。いつも通り実戦、追い切りに騎乗された馬を中心に伺いますが、5度目のコンビとなる土曜4R・4歳上1勝クラスの自厩舎シュテルンロットは、この中間まなみ騎手が調教パートナーとなっていますね。 ずっと乗せていただいているのですが、最近の中では一番具合が良さそうですね。元々乗り進めると硬さが出てくる子なんです。ただこの中間は硬さが出ることもなく、めちゃくちゃ元気がいいんです! ――この日の9R・渥美特別は、前走共に逃げ切ったサダムオプシスとコンビを組まれます。今回が昇級戦です。 昇級戦にはなりますが、ハナにはこだわらなくていい子ですし、前回も物見しながら強い内容で勝ってくれたので昇級戦でも上手に対応してくれると思います。 ――中京は見た目に荒れてきました。実際乗ってみて、だいぶ荒れているのでしょうか。 めちゃめちゃ荒れていますね。先週、どのジョッキーの方も「開幕週の馬場じゃない」と言っていました。ボコボコで、しかも月曜の雨でより悪くなってしまって… ――サダムオプシスにとって、そのような馬場はいかがでしょう。 そこまで苦にしなそうなイメージはありますね。 ――続く10R・恵那特別は当コラムでお馴染みのアルムエアフォルクに騎乗されます。 前回はうまく流れに乗れませんでしたが、レースを経験するごとに少しずつ力をつけてくれている印象です。最後うまく脚を使える形の競馬ができればと思います。 ――前走の犬山特別よりペースが流れそうですね。 そうですね、もう少し流れてくれたほうがアルムにとってはいいと思います! ――この日のメインレース、オープンのすばるSでは自厩舎のサトノルフィアンに騎乗されます。今週、坂路での最終追い切りに騎乗されていますが、感触はいかがでしょう。 前回追い切りに乗せていただいた時は道中からハミ掛かりが良く、グっと来るところがあったんです。それに比べると今回のハミ掛かりは道中そこまでガツンと来るところはなかったんです。それでも終いの反応は良かったですし、そこまで悲観しなくてもいいかなと思っています。 ――今回は距離短縮で走り慣れた1400mとなりますね。 そうなんです、プラスに働いてくれるんじゃないかなと思っています。得意の1400mに戻るのでいいスタートを決めてルフィアンらしい競馬をしたいです。 ――日曜に話を移しまして、2R・3歳未勝利の"ブーちゃん"こと自厩舎ブレイジングスターは3カ月半ぶりの実戦となります。先週CWの追い切りに騎乗されています。 CWでは上に上に浮くような走りになってしまってなかなか動き切れないところがありましたが、坂路ではかなり動けるようになっています。 現状砂を被ると頭を上げて嫌がるところがあるので、気分を害さないように運べればなと思います。ブーちゃんは外のほうの枠がほしいです。 ――昨年JRA100勝を決めた時の相棒である、8R・4歳上1勝クラスのヨシノヤッタルデーは昨年9月以来5走ぶりのコンビです。 久々に乗せていただきますが、このクラスでも全然やれる子だと思います。砂被ってもそこまでひるまない子なので、うまく前前で運びたいですね。 ――前走は1番人気16着でしたが、レース後岩田望来騎手は「ゲート裏で走るほうに気持ちが向いていない感じでした」と話していました。元々ムラっ気のある馬なのでしょうか。 結構イレ込むところがあるんです。岩田先輩が乗った時に私も一緒のレースに乗っていたので話は聞いていたのですが、レース前にかなりイレ込んでいたとおっしゃっていたので、レース前に少しでも落ち着いた環境を作ってあげられればと思います。 ――3日間開催最終日となる月曜、4R・3歳新馬のナムラモモは昨年末にまなみ騎手が坂路で追い切りに騎乗されています。調教はなかなか動いていますね。 すごく楽しみです。普段乗ってくださっている助手さんと話をしたら「ダート特有の硬さもありそう」ということで今回ダートですが、芝でもいいのかなと思うくらい綺麗な走りをしてくれます。うまく前前で流れに乗りたいです。 ――芝の短距離で3勝クラスまで出世しているナムラローズマリーの妹ですね。 そうですね、今後芝でもいいかなと思ってます! ――盛岡で3連勝し再転入してきた8R・4歳上1勝クラスの自厩舎インジケーターは、これが5カ月ぶりの騎乗となります。 地方でいい勝ち方をしていましたし、中間跨ってはいないのですが、追い切りを見ている感じ動きも良さそうで、力をつけて戻ってきてくれたなという印象です。元々ゲートがちょっと悪い子なので、そこに気を付けて乗りたいです。 ――当コラムでお馴染み、9R・4歳上2勝クラスのトーホウキザンはこれが13度目のコンビ結成となります。やはりスタートが課題になるでしょうか。 本当にキザンはスタートだけですね…。左に張るところがあるので、左回りに変わるのはいいと思います。 ――ギリギリ除外対象だっただけにどうかと思いましたが、無事出走できた運を味方につけたいですね。 そうですね、入ってくれて良かったです。頑張ります!
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