佐野勇斗、“山場”だらけの2024年で得た学び 「あと一歩イケるかな」を貫いた信念
「努力をしなければ夢が叶う可能性がゼロになる」
――年末の放送で結から逆プロポーズを受けましたが、年明けからの見どころは? 佐野:翔也のこれからの仕事には注目してほしいです。野球を諦めて星河電器で頑張っているんですが、翔也としてもその後いろいろと思うことがあって。あとは、翔也と結の家族が2人なのか、何人になるのか、というのも見どころです! ――『おむすび』は、佐野さんにとってどんな作品になりそうですか? 佐野:2024年の4月から撮影していましたが、正直、朝ドラに出るという実感があまりなかったんです。でも、スタジオで撮影をしたあとに前室で「連続テレビ小説『おむすび』」とテロップが付いた映像を観る機会があって、そのときに「うわっ俺、朝ドラ出てる!」と鳥肌が立ちました。人生において、夢を叶えることは誰しもができるわけじゃないけれど、努力をしなければ叶う可能性がゼロになるわけで。そこに向かって頑張って、1個の結果を掴み取れたというのは、自分の中で大きな自信に繋がりましたし、これから後輩などに、この思いを伝えていけたらいいなと思わせてもらえる作品になりました。 ――佐野さんは今、とても忙しい日々を過ごされていると思いますが、どんなマインドを大切にしてお仕事と向き合っていますか? 佐野:日々いっぱいいっぱいで忘れがちですけど、これってやりたくてもできることじゃないと思うんですよ。グループでもアリーナツアーをやったり、本当に忙しくさせてもらって。個人としても朝ドラに出て、民放ドラマにも出て、バラエティもやって……この環境に本当に感謝しなきゃいけないなと思っています。それができるのはファンの方のおかげでもあるので、これも毎日日記に書いています。だから感謝ですね。この環境にも、応援してくださる方にも、感謝を忘れないようにしなきゃいけないなと思っています。 ――佐野さんはストイックですし、常に周りの人のことを考えていらっしゃる印象を受けますが、“自分で自分を褒めてあげること”もあるのでしょうか。 佐野:2024年は、ちょっと褒めたいと思っています。結構、鞭打って頑張れたなって。後悔があまりないんですよね。自分の限界を決めたくはないですけど、常に「あと一歩イケるかな、もう一歩イケるかな」という気持ちで取り組めたので、良い1年だったと思います。 ――今までの人生を振り返っても、一番しっくりきている? 佐野:そうですね。これだけやることがある中、ダンスや歌などもいつもよりちゃんと頑張れたなと思いますし。将来、この日々を思い返したときには、きっと「幸せだった」と思うと思いますが、毎月どころか毎週毎週“山場”があったので、どれだけの山を乗り越えてきたんだろう、と。でも、人間やればできるものです(笑)。すごく充実していて、学びの多い1年になりました。
nakamura omame