ZOZO注目ティーガラに学ぶ、アマチュアが上手くフェードボールを打つコツ
生真面目な性格で微妙なプレーを自ら申告
2024年9月のプレーオフ最終戦のツアー選手権で3日目に4位から出たティーガラは、3番ホールの2打目を右サイドのフェアウェイバンカーから打ってグリーン手前までボールを運んだが、バンカーショットのバックスイングでクラブヘッドが砂に触れたかもしれないと気になり、4番ホールの第1打の後に競技委員に申告した。 映像では確認できないと判断されたが、ティーガラはクラブが少し砂に触れたと自己申告して2罰打を加えた。 そんな誠実な対応をゴルフの神様が見ていたのだろう。その後、ティーガラは2罰打をものともせず、終盤で5連続バーディという猛ラッシュを見せてスコア66をマークし、通算17アンダーの3位に順位を上げた。 ゴルフは自己申告のスポーツであり、ティーガラの行為は当たり前と言えるものの、自己申告をしたことですっきりした気持ちでプレーできたと語るティーガラのフェアプレー精神は賞賛するべきだろう。
フェードボールのポイントは体の回転
ボールを曲げるのが得意なティーガラの武器はフェードボールだ。 フェードボールを打つには、体の回転を先行させてクラブを少し遅らせるのがポイントだ。今回はティーガラのようなフェードボールを打つための練習法を紹介しよう。 フェードボールを打つために、右腰の高さあたりまで上げたクラブを、腰を回転させながらインパクトで止めるシャドースイングを行ってみてほしい。 インパクトでおへそが目標方向を向き、手元は若干ハンドファーストの状態になるよう意識しながらインパクトで動きを止める。常に体の回転を先行させ、クラブはその動きに連動して少し遅れるイメージだ。 インパクト時の体の向きやクラブの位置、フェースの向きを確認しながらシャドースイングを繰り返すといいだろう。 シャドースイングで体が先行するイメージを確認したら、次はハーフスイングでボールを打ってみる。ポイントはフェースを返したりヘッドを先行させたりしないことだ。 常に体を回転させてクラブを振り抜き、フェースを閉じないようにする。体の回転が止まってしまうとボールが左に曲がってしまうので気をつけたい。 体の回転を先行させるスイングを身につけ、ティーガラのような力強いフェードボールを目指してほしい。
TEXT=吉田洋一郎