高校日本代表の一次候補合宿取材は面白い!佐々木朗希の伝説の「163キロ」など若きスター選手の原点が見える!【主筆・河嶋宗一コラム『グラカンvol.14』】
また打球が飛びにくい新基準バットが採用されたことで、木製バットを違和感なく振れて、過去2回の合宿と比べると的確にミートできる選手は増えてきました。今後、新基準バットに対応できる打ち方が全国でも浸透していけば、打者のレベルが上がっていく期待はあります。 そして投手は平嶋 桂知投手(大阪桐蔭)、髙尾 響投手(広陵)の両右腕が目立っていました。2人が共通するのは平均球速140キロ超えの速球、130キロ以上の変化球を習得していること。高尾投手はカーブもあり、緩急も使えます。この2人の登板はテンポ良く終わっていました。国際大会は球数制限がかなり厳格。球速、切れのある変化球で圧倒できる投手は球数少なく収まる傾向にあるので、そのまま選ばれるのではないかと思いました。 この合宿は世代のレベル、選ばれた選手のタイプから代表チームの方向性が分かるので、とても有意義なものです。今回3日間見てきて、今年はどんなチームになるのか、そして最強のメンバーになるにはどんな選手のタイプを発掘すればいいのか、私なりに分かってきたことがあるので、別の機会で紹介していきたいと思います。