傾向と対策は万全!アラベスクを除いては……保育士を目指す事件記者が最後の試験に臨む
■これにて一件フェルマータ! 2024年2月6日、試験本番を迎えました。 いけねえ、またも前奏で躓きました。 かまうことはねえ、何事もなかったかのように演奏に戻りゃいい。 開き直りゃ道は開ける。 最後の右手の「ド・ラ」、左手の「ラ・ミ」をきっちり決めたぜ。おっと、上についている記号「 」も忘れちゃならねえ。 これにて一件フェルマータ! 常の試験時とは異なり、教室には審査役の教員2人以外誰もいません。外で聞いてくださっていた女子学生が「よかったです」と声を掛けてくれました。お世辞でもうれしいです。 結果は合格、評価は「優」でした。 1年前期「不可」のち再試験で「可」 1年後期「ミッキーマウス・マーチ」で「良」 2年前期「かたつむり」で「良」 2年後期「アラベスク」で「優」 審査役の教員に無理を言って具体的点数を明かしていただきました。 81点でした。 80点以上が「優」です。ぎりぎりで、自己最高評価を得ました。 ずりずりのろのろ、でんでんむしのごとく少しずつ前に進むことができました。心優しく、頼もしいみなみなさまに支えられて野獣はなんとか日々を過ごしてまいりました。
緒方健二