解決金着服容疑、元弁護士を逮捕
民事訴訟で成立させた和解の解決金を着服するなどしたとして、京都地検は7日、伏見区の元弁護士の男(55)を業務上横領と有印公文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。認否は明らかにしていない。
発表では、男は医療法人を相手取った民事訴訟を受任し、昨年5月に和解の成立で法人側から受け取った解決金75万円を依頼者に支払わずに着服。さらに着服の発覚を免れようと、同年9月に和解の日付や解決金の支払期限を書き換えた和解調書のコピーを依頼者側に送付した疑い。 京都弁護士会が今年10月、依頼者側からの紛議調停の申し立てなどを受け、地検に刑事告発していた。