名前を知ってる? 教習所で使われる謎の人形
教習所の救護訓練で使用する「彼」の名前
バイクの免許を取得する際に、ほとんどの人が自動車教習所に通うか、合宿教習を利用するというのが一般的です。そして教習所では交通ルールや運転技術などを学びますが、その中に「応急救護」のカリキュラムが組み込まれています。 応急救護は、道路交通法で教習が義務づけされているため、免許を取る際に避けては通れない項目のひとつ。ただし、普通免許や準中型免許、大型二輪免許もしくは普通二輪免許のいずれかをすでに取得している人は、過去に講習を受講しているので免除されます。 【画像】教習所で受ける「応急救護」のカリキュラムを画像で見る(10枚) また、医師や看護師、救急救命士など、応急救護処置の知識を得ている医療従事者も免除の対象です。
バイクの免許を取得するのに、なぜ応急救護が必要なのかと思うかもしれませんが、交通事故を起こしてケガ人がでた場合、救急車が到着するまでの間に運転者が救護措置をおこなうことが法律で義務づけされています。 たとえ医師ではなくても、その場で適切な救命措置ができれば負傷者の命を助けることができる可能性は十分。そのため、実際に起こり得るトラブルを想定しながら、応急救護を学ぶ必要があるのです。 教習所で応急救護を学ぶタイミングは、仮免許を取得したあとの第2段階に入ってから。応急救護教習は、座学と実技で構成されていて、3時限まとめて受講します。 1時限目は応急救護の基礎について、ビデオや教官の説明を受けながら学ぶ内容。具体的には、交通事故の負傷者への措置や心肺蘇生、AEDの使い方などとなっています。 2時限目からは実技に入り、最初は教官がお手本をみせて、3時限目からは教習生が実践で練習していきます。具体的な内容は、教官がレクチャーした動作を参考に、人工呼吸や心臓マッサージ、周囲へ協力を求める声かけ、AED装着の方法などです。 応急救護では人形を使った講習があり、人工呼吸や心臓マッサージなどの方法を学ばなければなりません。ここで登場するのが訓練用の人形。この人形は応急救護を受講する人は必ずお世話になるわけですが、巷では何やらユニークな名前で呼ばれているようです。 ではこの人形には、いったいどのような名前が付けられているのでしょうか。