後半に本領発揮したレアルが圧巻の5ゴール ドルトムントは2点リードを守れず今大会初黒星
自慢の攻撃陣が爆発
22日(現地時間)、レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節でボルシア・ドルトムントと対戦し、5-2で勝利した。 キリアン・ムバッペやジュード・ベリンガムらが先発メンバーに名を連ねたレアルに対してドルトムントは、序盤から組織的な守備で対抗しつつボール保持の際には前線に思いきって人数をかける積極的な攻撃を展開。こうした試合運びが功を奏し、30分にはセール・ギラシのゴール前でのポストプレイからドニエル・マーレンがレアル守備陣の背後に抜け出してからの右足シュートをゴールネットに突き刺し、先制に成功する。 さらにその4分後の34分にもマーレンがカウンターからの流れで右サイドをドリブル突破し、中央へグラウンダーの折り返し。これをゴール前に走り込んできたジェイミー・バイノー・ギッテンスが押し込み、貴重な追加点をあげてドルトムントが2点リードで前半を終える。 一方、前節リース戦に続く連敗だけは何ともしても避けたいレアルは後半に入って一気に反撃。60分に右サイドからのクロスボールをアントニオ・リュディガーがヘディングで合わせて1点を返すと、直後の62分にはヴィニシウスがゴール前でこぼれ球を押し込み、僅か2分間で同点に追いつく。 そして83分、レアルはついに試合をひっくり返す。敵陣深くでロドリゴからパスを受けたルーカス・バスケスがドリブルで右サイドからゴール前に侵入し、最後は自ら右足を振り抜いてシュートを決めて逆転ゴールをチームにもたらすと、直後の86分と後半アディショナルタイム3分にヴィニシウスが連続ゴールをマークしてハットトリックを達成。勝利を確かなものにした。 試合はこのまま終了し、5-2でレアルがホームでドルトムント相手に逆転勝利。前半は互角の戦いぶりを見せていたドルトムントは、後半途中に5バックシステムに変えて守りを固める戦術を採ったことでレアルの攻撃をまともに受ける形となり、敵地での金星を逃すことになった。
構成/ザ・ワールド編集部