橋下徹氏

　元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏（54）が12日、フジテレビ系「Live　News　イット！」（月～金曜後3・45）に生出演し、この日告示された自民党総裁選（27日投開票）に立候補した9人に直球質問をぶつける場面があった。 　番組では立候補9人全員に均等な時間を与えられ、複数のテーマについて方針を語った。また候補者が別の候補者を指名し、質問をぶつける時間も設けられた。 　番組内でさまざまな公約を掲げた候補に対し、橋下氏「言うだけじゃなくて実行しなければならない」と主張。さらに「政治とカネの問題は、国民のことを甘く見たら大変なことになると思う。政策をいろいろやるにしても、しっかりやってもらいたい」と、自浄作用を求めた。 　その上で、領収書の公開などをめぐり、うやむやのまま棚上げ状態になっている、月100万円の文通費への向き合い方について、意見を求めた。「文通費の領収書の公開についてなんですが、来月から実行するという方、いらっしゃいませんか？（法律）決まらなくても、“俺の領収書を公開するよ”という」。 　ところが手を上げた候補は一人もおらず、そろって表情を変えぬまま、まさかの全員スルー。橋下氏は「いらっしゃらない…」とつぶやいた。