藤井聡太八冠(21)の対局で使われた駒は“ある人の私物” 駒の値段は 「福澤諭吉さん何人?」の質問に「100人はいないけど、数十人よりは上」
CBCテレビ
将棋の藤井聡太八冠。菅井竜也八段の挑戦を受ける王将戦七番勝負第3局に勝ち、「王将戦3連覇」と「タイトル戦20連覇」に王手をかけましたが…注目の対局に使われた駒は「あの人」の私物でした。 【写真を見る】藤井聡太八冠(21)の対局で使われた駒は“ある人の私物” 駒の値段は 「福澤諭吉さん何人?」の質問に「100人はいないけど、数十人よりは上」 (気象予報士・森田正光さん) 「私のです!自分の物です!」 なんと気象予報士・森田正光さんの私物。 一体なぜ、森田さんの駒が対局で使われたのでしょうか? (森田さん) 「(主催者の)スポニチの記者の方で、むかし将棋の王将戦を担当していた方とずっとお友達。たまたま話の中で『将棋の駒を持っている』と言ったら『王将戦で使ってもらうこともできますよ』という話になって」 この話を聞いた森田さんは、今回の王将戦のために駒を購入。 (森田さん) 「森田と申します。駒を使っていただければと思いまして」 第3局の前日に藤井八冠が実際に駒を確認し… (藤井聡太八冠・21歳) 「王将戦、こちらで大丈夫です」 (菅井竜也八段・31歳) 「自分もこれで」 森田さんにとって奇跡の瞬間!対局で使われることが決まりました。 駒は「虎斑」という虎の肌のような斑(まだら)が入った貴重なものだそうで… (森田さん) 「何年も経ってくると本当に綺麗になってくる。持っていれば持っているほど美しくなる」 そんな貴重な駒のお値段は… ■アマチュア四段の森田さん 駒の値段を聞いてみると… (大石邦彦アンカーマン) 「福澤諭吉さん何人ですか?」 (森田さん) 「全部で合わせると100人はいないけど、数十人よりは上ですね」 実は森田さん、生粋の将棋ファンで腕前も「アマチュア四段」だそう。 (森田さん) 「時間があるので(免状)持ってきますよ」 (大石アンカーマン) 「森田さん、ものすごい勢いで走って免状を取りに行きました(笑)」 (森田さん) 「じゃじゃじゃじゃーん!こんなことしてて良いのかな。ガチで好きなんですよ、将棋が」 今回の対局は仕事が忙しく、観戦できなかったと言うことですが、自分の駒が使われた感慨はひとしおです。
(森田さん) 「『僕の駒だ!』と思って。『自分の駒だ!』って」 森田さんは、対局に使われた駒を大切に保管するそうです。
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