「完全移籍を承認」リバプールMF遠藤航、すでに指揮官は今冬での放出を検討も「遠藤の真の価値に気づくかもしれない」
今季、アルネ・スロット新監督の下で序列が低下しているサッカー日本代表MF遠藤航。リバプールは、同選手を今冬にも放出して新たな選手獲得に動く可能性があるようだ。クラブ専門メディア『EMPIRE OF THEKOP』は現地時間3日に、遠藤の放出可能性について報じていた。 【写真】リバプール、最新年俸ランキング 今季就任したスロット監督のもとでは、出場機会がなくベンチを温める時間が長くなっている遠藤。オランダ人指揮官が選手の入れ替えを決断した、9月25日のEFLカップ(カラバオ・カップ)3回戦のウェストハム・ユナイテッド戦では、スタメンで出場したものの、リーグ戦やCLでの出場時間は合計わずか数分程度にとどまっている。 英メディア『Football Insider』は、「46歳の同監督は、ライアン・グラフェンベルフの代わりとなる若い守備的MFの獲得資金を集める目的で、冬に遠藤が完全移籍することを認めておりその決断に満足しているという」と、すでに同監督からは放出候補の最有力候補だとみなされており、今冬にも移籍する可能性があることを伝えていた。 一方で『EMPIRE OF THEKOP』は、「グラフェンベルフが先発の座を掴んでいるのは明らかであり、それは当然のことである。しかし、万が一彼が長期間出場できなくなったらどうなるだろうか。そのような望ましくないシナリオが起こった場合、その時初めて遠藤の真の価値に気づくかもしれない」と述べた上で、「確かにこの日本代表選手はスロット監督のもとであまり活躍していないかもしれない。しかし、リバプールはシーズンを通して忙しい試合スケジュールをこなさなければならず、監督はチーム全員の貢献を必要とするだろう」と、現在絶対的主力となっているグラフェンベルフが過密日程の中で負傷した場合などを考慮すると、放出候補として挙げられている遠藤をクラブに残すべきだと主張していた。
フットボールチャンネル編集部