2大キーワードは大音量&真鍮製にあり! 登山や山菜採りで携行必至の「いのち」を守る備えになる
東京ビッグサイトで2024年10月16日(水)~18日(金)までの3日間で開催された「レジャー&アウトドアジャパン2024」。日本最大のアウトドアレジャーの総合展示会では、さまざまなカテゴリーの出展ブースが所狭しと立ち並んでいました。そのなかからアウトドアファンの心に響いてきたのが熊鈴です。 【写真】熊害に遭わないための熊鈴の使い方をチェックする(全8枚)
登山や渓流釣り、山菜採りなどでの獣害対策の基本の熊鈴
2024年ほど熊がメディアを騒がせた生物はいないでしょう。従来まではスズメバチが主役を務めていた「やっかいな生物」としては、さらに危険度の高い存在として、個人のSNSを含めさまざまなメディアで取り上げられたのは記憶に新しいですよね。アウトドアフィールドで、にわかに熊の存在が至近になった、またはリアルさを増したと言ったほうがいいのかもしれません。 そうした一連の騒動でクローズアップされたのがベアスプレー、熊よけスプレーでしょうか。一時期は登山専門店で品薄状態になるほど。登山用品で在庫待ちなアイテムが登場するというのも、冷静に考えれば異常事態といえるのかもしれません。
真鍮製の大音量系ベルはもちろん消音機能付き
「レジャー&アウトドアジャパン2024」に出展のプロズハートではオリジナルブランドのZAFIELDを展示。今回のフォーカスギアは「消音機能付き・熊よけ鈴」です。 熊鈴はほぼ金属製が多いと思いますが、ZAFIELD製の熊よけ鈴は真鍮鋳物を採用。高音質で遠くまで響くのが特徴です。熊へ遠くから自分の存在を知らしめ、安全確保の確率を上げることを前提としています。このこだわりは例えば渓流釣りの方々や、沢渡渉の多い山岳登山者には心覚えがあろうかと思います。渓流の音にもかき消されることのない響きがポイントです。 熊鈴の多くに設定されている消音機能は万全。フックとなる台座でしっかり振り子をキャッチ。公共交通機関利用の登山者はもちろん、早朝出立の渓流釣りファンの方もご近所で大きな鈴音を聞かれる心配もありません。またベルト部には反射材も採用しています。 熊よけ対策への強いこだわりで、鈴単体での発売ではなくカラビナ(2個)とホイッスルとのセットで販売しています。ベアホイッスルとしてだけでなく遭難時のSOSにもホイッスルは役立ちますので、お得感ありますね。ちなみに同ブランドの熊よけ鈴は、TV等でもおなじみの日本山岳ガイド協会公認ガイドの橋谷晁氏が推奨しています。ECモール販売で人気のギアです。
人差し指と親指部のカットでスマホ操作が楽なグローブ
熊よけ鈴と並んで展示されていたのがアウトドアグローブ。人差し指と親指部を大胆にカットしたことで、スマホ操作が簡単にできるようになっています。もちろん素晴らしい山頂からのショットも楽にこなせます。また、登山・トレッキング専用とのことで、靴ひもの締め直しなどの細かい作業時も、手袋を外さずにそのまま着用で結び直しもできるかと。 グリップ力を高めるシリコンゴムを掌部に採用しているので、スマホを誤って落としてしまう危険性も大きくカバーしてくれるはず。ただ防寒用ではありません。3シーズンのパートナーとして心強い登山ギアになりそうです。
ソトラバ編集部