ドラフト 広陵高・中井監督、楽天1位指名の明大・宗山塁に「誰からも愛される選手に」指名漏れの高尾には「3年後に上位で」
プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD（24日）広陵高・中井哲之監督（62）は広島市の同校で取材対応し、5球団競合の末に楽天から1位指名を受けた〝教え子〟の明大・宗山塁内野手にエールを送った。 「『おめでとう』と言いたいと思いますが、厳しいことも言いたいと思います。夢がかなったことは素晴らしいですが、ここからが勝負。誰からも愛される選手になってほしい」 2年春から4季連続で甲子園に出場した最速148キロ右腕の広陵高・高尾響投手とともに会見場近くの別室で見守った。高尾は昨年の真鍋慧内野手（現大商大）に続き指名漏れとなったものの、広陵高出身の宗山と大商大・渡部聖弥外野手（西武2位指名）の2人が上位指名を勝ち取った。 中井監督は高尾について、「悔しそうな表情をしていたが、ニコッと笑顔もあった。しっかりした子。この経験が良かったと思えるように背中を押してあげたいです」と語った。今後は社会人野球のトヨタ自動車の入団試験を受ける予定で「3年後に社会人を代表するピッチャーになって上位で入ってほしい」と熱い期待を込めた。
