3校名、力強く 芦屋高書道部員、プラカード揮毫 /兵庫
<センバツ2020> 3月19日開幕の第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)を前に、県立芦屋高(芦屋市)の書道部員が、出場校のプラカード文字を揮毫(きごう)した。明石商(兵庫)と大阪桐蔭、履正社(いずれも大阪)の3校を力強く書き上げた。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 揮毫は前年の国際高校生選抜書展(書の甲子園)団体の部で優勝した全国11校が担当する。芦屋高校は2年連続。自主練習を重ねた部員22人全員が半紙一枚一枚に思いを込めてしたためた作品から選ばれた。 明石商は3年生の大野詩織さん(17)が2019年に続いて担当。「同じ兵庫の高校。楷書の力強い性質を生かして書き上げました」と話した。履正社を書いた2年生、石田瞳さん(17)は小学校の同級生が履正社主将の関本勇輔選手。「頑張っている姿を字で応援したい」と力を込めた。大阪桐蔭は2年生の原愛実さん(17)が筆を執った。「先輩の字がプラカードになっているのをテレビで見て憧れていた。うれしいです」と笑顔を浮かべた。 部員たちは前回のセンバツでは阪神甲子園球場のスタンドで観戦した。顧問の狩谷申子(のぶこ)講師は「同じ高校生が頑張る姿から何かを感じ取ってくれたと思う。今年も揮毫できて感謝、感謝です」と話した。文字はデジタルデータ化され、プラカードに転写される。【井上元宏】 〔神戸版〕