『熱烈』ブレイキンシーンの苦労を語るインタビュー到着 ワン・イーボーを捉えたメイキングカット3点も公開
9月6日(金) に公開されるワン・イーボー主演最新作『熱烈』より、インタビューとメイキングカットが公開された。 【全ての画像】『熱烈』ワン・イーボーを捉えたメイキングカット 本作は、ブレイキン全国大会でトップを目指すひたむきな青年が、挫折しながらも夢に向かって突き進む青春感動物語。トニー・レオンとダブル主演した『無名』(5月3日公開)、6月28日(金) に公開された『ボーン・トゥ・フライ』と、出演した3作品が今年連続で公開されるワン・イーボーが主演を務める。 公開されたのは、ブレイキンのパフォーマンスシーンの舞台裏を監督、スタッフが語るインタビューとメイキングカット。『熱烈』で中国スポーツ映画史上トップの成績を塗り替えたダー・ポン監督は、「ストリートダンスの大会を撮るのに、1万人余りのキャパの競技場を、数百人で満席になったように見せるためには、常に多くの演算が必要でした。私は今も当時も、どのように挑戦に成功したのか分からない。当時私がどのようにしてそれを成功させたのか、思い出す勇気がないほど精神的に疲れていました」と、300時間をかけ、2000カット以上の撮影を行った全国大会のシーンの過酷な撮影を振り返る。 撮影指導のチェン・ティエンティエンは、「当初は、ダンスをアクションシーンのように全セクションを分解して8拍ずつ撮影すれば、ダンサーの体力を温存できると考えていました。しかし、ふたつのセクションを試した結果、ダンスとアクションはまったく異なるもので、ダンサーのリズムは連続的で、感情も連続的で、その状態を重ね合わせながら一気呵成に撮影するため、一発ではたどり着けないことに気づきました」と、その撮影の難しさを語る。 紆余曲折の末、「大掛かりな機材を使ったり複雑な動きはせず、カメラをダンスそのものに近づける手持ち方式で、最初から最後まで2回撮影し、その中から重要な動きを選んで、デザインされたショットを補う」、ダンスの一連の流れを大切にしながら特に魅せたい部分をピックアップする撮影方法にたどり着いた。 「素晴らしいダンサーというのは、とてもシンプルな撮影技術しか必要なく、カメラが十分に近ければ、観客は私がその瞬間に感じた衝撃を感じることができます」と、ダンサーのおかげで最低限の演出でも十分にブレイキンの魅力が伝わると語り、「『熱烈』がスクリーンの前の観客を感動させることができる一番の理由は、カメラの前にいるダンサーたちの誠実で心からの愛が最も伝わる力があったからです。この映画は、最も純粋で強い信念に支えられた奇跡の結果です」と、プライベートや休憩時間もダンスの練習に費やし、圧巻のパフォーマンスを披露したキャスト、ダンサーへ敬意を表した。 メイキングカットは3点公開。最初の1点は、シリアスなシーンの撮影を控えたワン・イーボーに、真剣な表情で語りかけるダー・ポン監督の姿。続いて、足にテーピングを巻いてもらうワン・イーボーをとらえた1枚。ダイナミックなパフォーマンスの連続となる大会シーンの撮影では、イーボーをはじめ多くのダンサーたちが怪我をしながらも撮影に挑んだ。最後は、ホアン・ボー演じるコーチがワン・イーボー演じるチェンにヘルメットを手渡すシーンの撮影風景。本編ではどのような仕上がりになっているのか、熱い師弟の絆に期待の高まる1枚となっている。 <作品情報> 『熱烈』 9月6日(金) 公開