「大谷選手は相性抜群」菊池柚花がMLB球宴の楽しみ方教えます NHKBS「ワースポ-」キャスターが独自視点
メジャーリーグのオールスター戦が16日(日本時間17日午前9時)にプレーボールする。日本人選手では、ドジャースの大谷翔平選手がファン投票で選出され、2番・DHでスタメン出場予定。新人左腕のカブス・今永昇太選手もメンバーに選ばれた。世界最高峰のリーグで選りすぐられたスターのみが出場できる祭典。NHK BS「ワースポ×MLB」でキャスターを務める菊池柚花(24)に、独自の視点で球宴の楽しみ方をレクチャーしてもらった。 【写真】大谷 BOSSの王冠を被った愛犬デコピンの裏地 想像以上にデカかったwww 大谷選手は知っているけど、MLBはそんなに詳しくない-。そんな読者に向けて「ワースポ×MLB」のキャスター3年目となる菊池が、見どころを解説。大量のメモを持参し「何から話せばいいか」と照れ笑いしながら、オールスターの魅力を教えてくれた。 「大谷選手が話題の中心になると思いますが、その大谷選手が世界最高峰の選手たちと同じチームで戦うのが見どころの1つです。去年は大谷選手がどこに移籍するのか注目のタイミングだったので、オールスターをやったシアトルで球場中が『カム、シアトル!』とラブコールを送りました。今年は大谷選手にどんな歓声が送られるのか、どんな雰囲気になるのかも楽しみです」 今年の舞台はテキサス州アーリントンのグローブライフフィールド。レンジャーズの本拠地だ。 「気温が高くて乾燥しているのでホームランが出やすい球場と言われます。大谷選手は相性抜群。オールスターは投手戦になりやすいですが、今年は乱打戦も見てみたいですね。大谷選手がホームランの量産体制に入っている中で、オールスターでも打ってほしいなって期待があります」 新人ながら前半だけで8勝2敗、防御率2・97の結果を残した今永選手も選出された。菊池は3番ライトでスタメン出場するフアン・ソト選手(ヤンキース)との対決を注目ポイントに挙げる。 「初登板から無双していた今永投手は、インコースに伸び上がる高めのフォーシームで面白いように空振りを取っていました。対するソト選手は、インハイを弾丸ライナーでスタンドに運ぶ技術が高い。高めをホームランにするソト選手と誰もが空振りしてしまうフォーシームの“ほこたて対決”です」 守備からも目が離せない。2022年のオールスターで繰り広げられた神プレーを振り返る。 「アンドレス・ヒメネス選手とティム・アンダーソン選手が二遊間で素晴らしいダブルプレーを決めました。二塁のヒメネス選手が背中越しにトスして、アンダーソン選手もすぐに反応。いつもは別チームで、初めて組むスター同士が激アツのプレーで魅せてくれる。守備でも選手同士の化学反応を期待してます」 「ワースポ-」の土曜・日曜のキャスターを担当し、毎朝、MLBの試合を追っかける日々。明治大学在学中に六大学野球を観戦したのが野球に沼るきっかけと明かし「日々、野球からパワーをもらっているので、その魅力を1人でも多くの方に知っていただけるよう、もっともっとメジャーリーグのダイナミックさを視聴者目線で伝えていきたいと思います」と笑顔を浮かべた。 ◇菊池柚花(きくち・ゆうか)2000年1月19日生まれ。栃木県宇都宮市出身。明大卒業後の22年4月からNHK BS「ワースポ×MLB」のキャスターに就任。24年2月に舞台「青空メロディーズ」に主演し、女優デビュー。7月24日に同作の第2弾上演が待機している。24年4月からTBS系「王様のブランチ」のお天気キャスターを担当。とちぎ未来大使を務める。