元ソフトバンク・攝津正氏「チャリティを含め、様々なことに挑むことが野球人としてのプラスになる」
~好きなスポーツを続けられれば後悔はないはず
2024年は年始早々から世界的に激動が続く中、攝津氏は今後へ向けて歩みを止めることはない。 「様々なことに挑戦したい。野球界を含めたスポーツ界への恩返しというか、少しでも貢献したい気持ちを常に持っています。また環境問題にも興味がります。コロナ禍も落ち着いたので色々な場所に行ってみたい気持ちもあります。ブラジルなど面白そうですね(笑)」 「国内外問わず、色々な土地の人や自然に接してみたいです。現役引退後の今は様々な体験をすることができて情報を得られるのが楽しい。大変ですけど充実している気持ちが強い。野球をやっていた間にできなかったことに数多く触れられています」
ラジオ番組(RKBラジオ『攝津正のつりごはん』)を持つなど、野球以外のフィールドでの活躍も目立ち始めた。しかし指導者としてグラウンドに戻ってくる日を期待するファンや関係者も多い。 「もちろんチャンスあればやりたいですが、今は他のことにも興味があり身につくことも多い。それが後々、現場に戻った時の何かに活かせるとも思っています。焦りは全くないです。結婚や恋愛と同じで縁ですからね(笑)」 ポーカーフェイスで落ち着き払ったマウンド上と同じ姿だ。物事をしっかり考え、地に足をつけてやるべきことから確実にこなす。今後の攝津氏の動きが多くの人々にとってプラスに働くことを確信させられた。 最後にスポチュニティ・アンバサダーとしてのメッセージを寄せてくれた。 「少しずつでも行動したり情報を発信して野球界、スポーツ界に何かしら貢献できれば嬉しいです。スポーツを好きな人が、諦めずに続けていけるように少しでも力になれるように活動したいと思います」 (取材/文・山岡則夫、取材協力/写真・攝津正、鴛海秀幸)