三田友梨佳アナ(37)仕事と妊活の両立に葛藤した日々も。「泣きながら出社したこともありました」|STORY
12年務めたフジテレビを辞めてフリーアナウンサーになった三田友梨佳さん。大好きな会社で大好きなアナウンサーの仕事をしながら妊活をされていました。結婚、出産、子育てについてお聞きしました。 【画像集】仕事に子育てに、充実した日々を送る三田友梨佳アナを撮りおろし!
三田友梨佳さんprofile
1987年生まれの37歳。2011年にフジテレビ入社。2014年ソチオリンピックでは現地中継キャスター件リポーターを務める。「めざましテレビ」「Mr.サンデー」「LiveNews α」等に出演。2023年に退社し、現在はフリーアナウンサーとして活躍。プライベートでは2020年に結婚。2023年に第1子出産。
初めて子どもと離れてパリオリンピックの取材に
STORY編集部ーーパリオリンピックの取材に行かれてましたが がむしゃらに働いた20代を経て、30代で結婚、出産も経験しましたが、せっかくここまで積み重ねてきたアナウンサーのキャリアを止めるという選択はありませんでした。今年はパリオリンピック取材の声をかけていただいたのですが、子どもを置いていくというのは自分の中でありえないと思って最初はお断りしようと思っていたんです。でも夫や家族が「絶対に行ったほうがいい、諦めるのではなくて可能にするには何が必要か考えてみよう」と背中を押してくれて。出張中の子どもの食事準備やお世話など具体的なスケジュールを表にすべてまとめて、現実的に行ける状況が整ったので決断をしました。とはいえ行くことに決めても、それまで子どもと一日も離れたことがなかったので、直前まで断ったほうがよかったかなと悩みました。帰国した時には子どもに「あれ?」みたいな顔をされ拍子抜け。私の方が嬉しくて泣いてしまいました。1週間ちょっとですけど、子どもも頑張ってくれてすごく成長を感じました。このような経験ができたのも何よりまわりのサポートがあったから。頑張ってくれた我が子とまわりのサポートに感謝の気持ちでいっぱいです。 仕事をしながらの妊活はトイレで泣いたときもーー結婚、出産を経験して変わったことはありましたか? 32歳の時に結婚しました。その当時は夜の番組を担当していましたが、夫は仕事を続けることに理解を示してくれていたので、ライフステージが変っても働きつづけることに一切の迷いはありませんでした。でも、仕事と妊活の両立は本当に大変でした。不妊治療で注射を打たなくてはいけない時に、時間が決まっているので打ち合わせの間にトイレに駆け込むことも。そんな時は無意識に涙が出てくることもありました。終わりが見えないので、そこには常に不安と怖さがありました。幸い命を授かることができましたが、そこから出産までも決して順風なわけではありませんでした。出血があって入院したり、切迫になってしまったり。妊娠も出産も、子どもがすくすくと育つことも、すべては奇跡の連続です。