クレドールより“時計界のピカソ”が手がけた名作が復活! 印象的な六角形ベゼルとネジはそのまま!? いま復刻した理由とは
●巨匠のオリジナルスケッチを忠実再現
セイコーが1974年に高級ドレスウォッチブランドとしてスタートさせた「クレドール」も今年でついに50周年を迎えます。 【画像】話題沸騰! クレドール新作が業界を騒がせる理由がこちら(13枚) 記念モデルとして打ち出す「クレドール ロコモティブ」は1979年に発売された名作ウォッチの復刻。 当時そのデザインを手掛けたのは、“時計界のピカソ”とも称され、さまざまなブランドにおいて傑作とされる数々のウォッチを手掛けてたジェラルド・ジェンタ氏その人です。 “Locomotive(機関車、牽引力となるもの)”という名が示す通り、「クレドールブランドを牽引し未来を担うモデルに」というジェンタ氏の願いを込めたこのモデルは、その後クレドールが生み出した多くの作品にデザイン的影響を与えたとされ、氏の願い通りクレドールを象徴するモデルのひとつとなりました。
今回の復刻においては、オリジナルモデルの開発当時にジェンタ氏が描いたスケッチからその想いを汲み取り、当時では実現できなかったディテールを加えての現代的なアップデートを施しています。 ブラックのダイヤルにおいては中心から放射状のパターンが施され、機関車から噴き出す蒸気のようにダイナミックな勢いを感じさせます。 このパターンはデザイナーが1本ずつ機械により彫刻したもので、その数は実に1600本も描かれ、ダイヤルに光沢と表情を加えています。 特徴的な六角形のケースとベゼルもまた機関車をモチーフとしたもので、6本のネジがメカニカルなテイストを強調。 12時位置のインデックスはオリジナルモデルが1本であったのに対して、ジェンタ氏のスケッチに忠実な2本へとうれしい変更がなされています。 ネジやケースと同じく六角形の意匠を加えたりゅうずの位置も、もともと4時位置ではありましたが、よりスケッチに忠実になるようその位置を微調整。オリジナルモデルの発売から45年を経た今、あらためてジェンタ氏の意図を忠実に具現化するモデルとして完成度を高めています。 ケースとブレスレットの素材にはブライトチタンを採用。ブレスレットの中駒もまた六角形というこだわりの詰まった形状に。 オリジナルモデルがクォーツであったのに対して、今回のロコモティブでは機械式のキャリバーCR01を搭載してのより時計好きの満足度を高めるウォッチに。それでいてオリジナルと同等の8.9mmという厚みに抑えた快適な装着感もうれしいポイント。 巨匠ジェラルド・ジェンタ氏の意図をオリジナルモデル以上に再現し復活した「クレドール ロコモティブ」。世界限定300本、国内は200本という限定数で、8月9日より販売となります。 ●製品仕様 「<クレドール>50周年記念 LOCOMOTIVE 限定モデル」 ・価格(消費税込):176万円 ・品番:GCCR999 ・ケース・ブレスレット:ブライトチタン ・ガラス:サファイアガラス(内面無反射コーティング) ・防水性能:日常生活用強化防水(10気圧防水) ・ケースサイズ:外径 38.8mm(りゅうず含まず) 、厚さ8.9mm ・限定数量:300本(うち国内:200本) ・発売予定日:8月9日(金)
VAGUE編集部