【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】最終峠でログリッチが抜け出し今大会区間3勝目!マイヨ・ロホも獲得/第19ステージ
大会最後の週末目前、ログローニョからアルト・デ・モンカルビリョまで173.2kmの丘陵&激坂山頂フィニッシュステージ。マイヨ・ロホ着用のベン・オコーナー(デカトロン・AG2Rラモンディアル)と総合2位のプリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)のタイム差はわずか5秒。オフィシャルスタートが切られ最初に仕掛けたのはトーマス・デヘント、エドゥアルド・セプルベダ(ともにロット・デスティニー)の2人、追走3人が合流したが集団に吸収された。 【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第19ステージ|Cycle*2024 23人の集団アタックも吸収され、エドワルト・プランカールト(アルペシン・ドゥクーニンク)の飛び出しに合流したフィト・ブラーツ(アンテルマルシェ・ワンティ)、フラン・ミホリェヴィッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)で3人に、そのあと追走に出たイサーク・デルトロ(UAEチームエミレーツ)、シモーネ・ペティッリ(アンテルマルシェ・ワンティ)も追いつき5人での先頭グループが形成された。メイン集団はレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが牽引し2~4分程度でコントロール、激坂一本勝負での逃げ切り勝利容認されない見込み。 3級山岳はミホリェヴィッチが、中間スプリントポイントはプランカールトが先頭通過、集団ではマックス・プール(dsmフィルメニッヒ・ポストNL)がポイントを獲得しポイント賞3位から2位へと順位を上げた。ブラーツはすでに集団に戻っていて先頭4人で1級モンカルビリョへ、メイン集団は30秒後方、ミホリェヴィッチが最後まで逃げ続けたが残り距離9.2km、上り口で吸収された。
レッドブル・ボーラ・ハンスグローエがハイスピードで牽引する上りではついていけない選手がちぎれて人数を30人程度まで縮小している、残り距離6.4kmでロジャー・アドリアからダニエル・マルティネス(ともにレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)に牽引を交代するとさらに速度をあげてアレクサンドル・ウラソフ、ログリッチで切り離した、エンリク・マス(モビスター)の前に1人切り離され役を配置していてすぐに対応できなかった、リチャル・カラパス(EFエデュケーション・イージーポスト)が先頭に出て追いかけるも、一気に20秒の差がついてしまった。ダヴィド・ゴデュ(グルパマ・FDJ)が集団先頭に出て追い始め、残り距離4.8kmでログリッチがアタック、独走態勢へ。後方ではカラパスが再びアタック、誰がログリッチに追いつくことができるのか、ヴァランタン・パレパントル(デカトロン・AG2Rラモンディアル)がオコーナーのために奮闘している。 ログリッチは淡々とペダルを踏み続け区間2位と3位に入ったゴデュとマティアス・スケルモース(リドル・トレック)に46秒差をつけ区間優勝、今大会3勝目。オコーナーは1分49秒遅れで総合2位へ陥落、このあとは総合表彰台を守る争いに身を投じる。 「この上りはいい思い出があったしこのチャンスを逃さなかった、5秒差でレースが始まって結果的にはタイムを稼ぐことができた、みんながよい働きをしてくれた」ログリッチ、ステージ勝利後インタビュー
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