クッキーモンスター、アウディで高速道路を疾走...スピード違反を激写
<セサミストリートの人気キャラクター「クッキーモンスター」がスピード違反? アウディを運転し高速道路でカメラに捉えられた謎の運転手に注目が集まっている>
ドイツ警察がドルトムントでスピード違反をした「クッキーモンスター」を捜索中。ドルトムントで、セサミストリートのキャラクター「クッキーモンスター」の仮装をした運転手がスピード違反を犯し、道路脇のスピードカメラで撮影された。 【画像】クッキーモンスター、アウディで高速道路を疾走...スピード違反を激写 10月8日、ドルトムント警察はX(旧Twitter)に運転手の写真を投稿し、「はい、もちろん...頭にクッキーモンスターのマスクをかぶり、A45号線を運転してフラッシュを浴びるのは完全に面白いよね」と、スピードカメラのフラッシュを揶揄するコメントを添えた。 警察によると、この車両(アウディ)は57歳の男性に登録されているが、運転手の身元は特定されていないという。警察は、9月20日に「クッキーモンスター」がハーゲン市方面に向かうA45号線でスピードカメラに捉えられたと発表した。 写真は、ドルトムント南高速道路ジャンクションとウェストホーフェンジャンクションの間に設置された移動式カメラによって撮影された。データを分析した際、運転手がマスクを着用していることが判明した。 「そのマスクは、『ザ・マペット・ショー』や『セサミストリート』のキャラクターを彷彿とさせるものだ」と警察は述べている。 警察はまた、運転手が男性か女性か、あるいはわざとスピードを出してカメラに撮影され、「面白いトロフィー」として写真を残そうとしたのかもわからないとコメントしている。 車両が登録されている57歳の男性には、「近いうちに交通違反金の通知が届く」と警察は付け加えた。運転手は制限速度を時速11キロ超過しており、40ユーロの罰金が科される見込みだ。 ドルトムント警察の広報担当者であるペーター・バンダーマン氏は、声明の中でこの出来事の深刻な側面について触れた。 「重大な事故を引き起こした者は、物損だけでなく、最悪の場合、人命を奪う責任を負う可能性があります」「裁判で仮装の遊び心を涙ながらに後悔したところで、犠牲者の遺族の悲しみを癒すことにはなりません」と彼は語った。 警察によれば、このコスチュームは運転手の視界を著しく制限し、事故のリスクを高めるという。また、運転手の注意散漫や視界不良が、ドイツの道路での事故の主要な原因の一つであるとも指摘している。 ドイツ警察はスピード違反をする運転手を撮影する高度なシステムを持っているが、国内では交通事故の写真をネットに投稿する行為を減らそうとしている。8月、ドイツ政府は致命的な事故の写真を撮影する行為に対して罰則を科す法案を承認した。 死亡事故を撮影または録画する行為は犯罪と見なされ、最大1000ユーロの罰金および最長2年の禁固刑が科される可能性がある。運動家たちは、運転手による撮影はプライバシーの侵害であるだけでなく、緊急サービスの妨げにもなっていると訴えている。
ショーン・オドリスコール