最大震度6弱 日向灘震源の地震から6か月 被害の爪痕残る日南市 復旧進まぬ幼稚園の現状
さらに、園は建物の耐震化も進めたいとしていますが、国からの補助金は、現状復旧費のみが対象となるため、工事費用の一部は、いまだ資金繰りのめどが立っていません。 (日南・飫肥カトリック幼稚園 佐藤泰信園長) 「(建物を)元に戻すだけっていうのは、私としてはあり得ない話で、可能な限り保育室を全部1階に下ろすとか、それから、屋根を軽いものに変えて揺れをできるだけ抑えるとか、そういう措置をしたい。そうなると、現状復旧の3倍ぐらいの費用がかかってしまう」 ■子どもたちに「自分たちは守られている」と実感してもらえる環境に 園では仮設園舎の設置費用を集めるため、来月10日まで、クラウドファンディングを実施しています。 (日南・飫肥カトリック幼稚園 佐藤泰信園長) 「先生たちもここなら安心と笑顔で子どもたちに接して、子どもたちもそれを感じて自分たちは守られてるんだと、ここで絶対大丈夫なんだという気持ちをしっかりと実感してもらえるような環境にする」 地震から4か月、被災地に日常が戻るにはまだ時間がかかりそうです。 ※MRTテレビ「Check!」12月9日(月)放送分から
宮崎放送