チリ前大統領、国葬で追悼 ヘリ墜落事故で死去、74歳
【サンパウロ共同】チリの首都サンティアゴで9日、ヘリコプターの墜落事故で6日に死去したピニェラ前大統領(74)の国葬が執り行われた。式典が開かれた旧国会議事堂やミサが行われた大聖堂には、大統領経験者ら多くの関係者が集まり別れを惜しんだ。 地元メディアによると、ボリッチ大統領は式典で演説し「信念に基づき愛を持って国に奉仕し、発展のために粘り強く働いた」とピニェラ氏をたたえた。 ピニェラ氏は2010~14年、18~22年の2度大統領を務めた。10年に発生した鉱山の落盤事故で、地下に作業員33人が閉じ込められた際、現場で指揮を執ったことで注目を集めた。