メンバーの「休業」が続く英王室、カミラ王妃が奮闘中!?
イギリス王室の最も重要なメンバーの3人、チャールズ国王とウィリアム皇太子、そしてキャサリン皇太子妃がいずれも一時公務を離れているなか、カミラ王妃は積極的に、単独公務に臨んでいます。 【写真】チャールズ国王&カミラ王妃の「愛と笑いに溢れた結婚生活」をプレイバック 前立腺肥大症の手術治療を受けたチャールズ国王が退院した翌日にはウィンザー城で、「メアリー王妃のドールハウス」の完成100周年を記念するレセプションを主催しました。 王室所有の財産を管理するロイヤル・コレクション・トラストは、このドールハウスについて、次のように説明しています。 「……第1次世界大戦後の1921年から1924年にかけて、メアリー王妃に献上するものとして、制作されました」 「エドワード朝様式の邸宅を12分の1の大きさに縮小して再現しています。電気を使うことができ、エレベーターが設置され、水道も完備されています。その当時の最高の芸術家たちや職人たち、製造業者ら1500人以上が手掛けたもので、埋め尽くされています」
ドールハウスの内部にあるライブラリーには、完成から100年を迎えたことを祝福して、新たに20冊の豆本が寄贈されました。それらの豆本を手掛けたのは、作家のバーナディン・エヴァリストさん(2019年に黒人作家として初めてブッカー賞を受賞)やアンソニー・ホロヴィッツさん、カミラ王妃の息子でフードライターのトム・パーカー・ボウルズさんなどです。 著者のひとり、作家のエリフ・シャファクさんにとって豆本の執筆は、「興味深いと同時に、想像力をかき立てられる経験」だったといいます。 「何世紀にもわたって受け継がれてきた言葉の魔法だけでなく、過去、そして現在の作家や詩人たち、職人や芸術家たち、製本業者や大工たちが手掛ける繊細な作品の良さも、理解できるようになりました」 また、自らも豆本を寄贈したカミラ王妃は、発表した声明で、次のように述べています。 「これらの新しい本が改めて示すのは、21世紀の文学界がいかに豊かな才能にあふれているかということです。そして、そうした優れた作家たちの多くと接することができる私たちが、どれほど幸運であるかということです」 「彼らの作品は私たちすべてに、喜び、慰め、笑い、人との交流、希望をもたらし、ほかの人たちの経験に目を向けさてくれます。そして、私たちがひとりではないということを、思い出させてくれます」 カミラ王妃はこの日のレセプションでも、新たにコレクションに加わった豆本の制作に携わった作家たちのほか、イラストレーターや製本業者たちをたたえました。 ウィンザー城では2024年を通して、メアリー王妃のドールハウス完成100周年を記念した特別展を開催しています。
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