【武蔵野S】5番人気カズペトシーンが鋭く追い込んで2着 西村淳也「勝った馬が強かったですね」
[GⅢ武蔵野ステークス=2024年11月9日(土曜)3歳上、東京競馬場・ダート1600メートル] 勝ち馬にチャンピオンズカップの優先出走権が与えられるGⅢ武蔵野Sが9日、東京競馬場で15頭によって争われ、川田騎乗の1番人気エンペラーワケアが快勝。後方追走から直線で大外を伸びた5番人気カズペトシーン(牡4・池添)が2着に食い込んだ。 レースはドルチェモアがハイペースで逃げ、メイショウテンスイがこれを早めにかわす形。人気のエンペラーワケアは横綱相撲で勝ち切ったが、先行馬は軒並みゴール前で脚が上がり、後方待機のカズペトシーンがグイグイと伸びた。勝ち馬を1秒2も上回るメンバー最速の上がり35秒3という決め手を発揮。連勝の勢いに乗って初の重賞に挑戦した4歳馬が、価値ある〝銀メダル〟獲得だ。 西村淳は「ペースが流れており、最後はいい脚を使ってくれましたが、勝った馬が強かったですね」と1馬身前にいた勝ち馬に脱帽。それでも、貴重な賞金上積みを果たして、今後の展望が広がった。
東スポ競馬編集部