地震前の8割程まで回復…富山県射水市の新湊漁港で初物ベニズワイガニ水揚げ 市場に威勢のいい掛け声響く
富山テレビ放送
去年、能登半島地震の影響を受けた富山湾の漁業、今年初めてとなるベニズワイガニの競りが新湊漁港で行われ、浜は活気付きました。 射水市の新湊漁港。 市場を赤く染めるようにずらりと並んだ今年、初物のベニズワイガニです。 新湊漁協所属のカニ籠漁船3隻のうち、2隻が昨夜からの漁で水揚げしたおよそ1200匹が競りにかけられ、市場には威勢のいい掛け声が響きました。 新湊漁協によりますと去年元日の能登半島地震で富山湾の海底に設置していた多くのカニ籠が流される被害が出たほか、海底地滑りの影響とみられる漁獲不振でベニズワイガニの去年1月から5月までの漁獲量は、地震前の8割減に。 去年9月からの今シーズンの漁は2割減まで、回復しているということです。 今年の初水揚げも地震前と比べるとやや少な目でしたが、関係者は、5月までの漁期が豊漁となるよう期待しています。 *漁師 尾山憲治さん 「去年はいろいろ問題があり、やることが多かったが、徐々に普段通りになってきた。これから良くなっていけば」
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