「上を目指していきたい」J1アビスパ福岡・紺野和也が目指す場所 勝ち点1差の好調チーム対決、古巣FC東京戦「ギリギリ勝ち切る」
リーグ戦を5戦不敗(4勝1分け)で8位に浮上したJ1アビスパ福岡は30日、FC東京とアウェーで戦う。勝ち点1差で6位のFC東京も同4戦不敗(3勝1分け)と好調。古巣対決となる紺野和也は「クオリティーの高い選手がそろっている。(前節の横浜F・)マリノス戦みたいに全員で走って戦って、ギリギリ勝ち切る」と覚悟を込めた。 ■スタンドに燦然と輝く美しい星【写真】 紺野は2022年までFC東京でプレー。移籍1年目の昨季、右シャドーストライカーの位置でブレークした。今季リーグ戦では折り返しの時点で昨季の5ゴールに早くも迫る4得点をマーク。前節のホーム横浜M戦ではCKのキッカーとしてシャハブ・ザヘディのゴールをアシストするなど好調だ。「結果を出せば個人としての評価も上がると思いますし、チームとしても上に行ける。そこを目指しながらやっていきたい」と昨季のクラブ最高位7位を上回る順位に自信を見せた。 昨季は5、6月にリーグ戦の7戦未勝利(2分け5敗)を経験。3―4―2―1のシステム変更、紺野のシャドーストライカー起用などで調子を取り戻し、7位と初のタイトル獲得につなげた。 今季は5、6月に今季初の3連勝を達成。4位の神戸とも勝ち点2差に迫ってきた。「シゲさん(長谷部監督)やコーチがいろいろなアプローチをしてくれて少しずつ良くなってきている。さらに質を上げつつ、もしかしたら一つ二つ、新しいことに取り組むかもしれない。もし(監督やコーチが)提案してきてくれたら、それをしっかりピッチで出せるように練習していきたい」とさらなる進化に自信を見せる。 「今年は(チームの調子が上がるのが)去年より早いと思っている。まだまだ上を目指せると思いますし、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)圏内も今の順位にいたら可能性がある。いい流れを切らさず、上を目指していきたい」と誓った。(向吉三郎)
西日本新聞社