ikura「ikuraとして生きていく」「見たこともない景色を探していきたい」 YOASOBI結成5周年ドームライブツアー完走
2人組音楽ユニット「YOASOBI」が10日、東京ドームで結成5周年を記念したドームライブを開催した。先月の大阪公演、前日とこの日の東京公演と続き、計約17万人を動員し、同ユニット初のドームライブツアーを駆け抜けた。 オープニング曲は「セブンティーン」。ボーカルのikura(24)とコンポーザーのAyase(30)が現れると歓声があがった。 今回のツアータイトルは「超現実」。横長の巨大スクリーンを有効に使ってビル群や花びらを投影、小説やアニメの世界観を表現して「怪物」「勇者」などを披露した。 アップテンポの曲では多彩なレーザー光線が飛び交い、観客が手を突き上げ、掛け声を連呼。スローな曲ではikuraの癒やしのキュートボイスで観客を魅了した。 小説を音楽にするユニットとして2019年にデビューしたYOASOBI。ikuraは「18歳で自分の中に突然生まれてきたikuraという存在。孤独に向き合い、悩みを抱きながら戦い続けた5年間」と回顧。ファンや音楽チームと一緒に「ワクワクする未来を、見たこともない景色を、新しい音楽を探していきたい」とし「そこで輝くikuraになりたい。ikuraとして生きていく覚悟を決めました」と今後もファンと歩み続ける決心を語った。 この日は新曲「New me」も披露。ラストはデビュー曲「夜に駆ける」で全25曲のステージを締めくくった。
中日スポーツ