「今までは(林下)詩美さんに頼ってしまっていた。でも…」大ケガからの復帰、盟友の新団体移籍…“スターダム残留”を選んだ上谷沙弥のホンネ
「赤いベルトをあきらめたわけじゃない」 赤いリングコスチュームでハイスピード王座のベルトを手にした上谷沙弥(かみたにさや)は、自分に言い聞かせるようにそう語った。ワールド・オブ・スターダム王座を狙っているという意思表示だった。「赤いコスチュームはいろいろな意味を込めて作ったけれど、強さと言えば赤。赤は強さの象徴、クイーンズ・クエスト(QQ)のリーダーだった(林下)詩美さんの色。詩美さんの想いも背負っていきます」 【写真】「これは尊い」上谷沙弥と林下詩美の友情と、リング上で抱き合った“別れの日”…赤いコスチュームで躍動するハイスピード王者・上谷の“速くてエモい”戦いぶりも一気に見る(全35枚)
1年前の大ケガ…支えてくれたのは林下詩美だった
QQのリーダーは不在だが、上谷はリーダーを引き継ぐ構えだ。 「今まではどこか詩美さんに頼ってしまっていた。でも、今は自分でどうにかしようと思うようになりました。責任感が出てきたと思います。まだ、リーダーは決まっていないですが、みんなにダメって言われなければ(笑)。ハイスピードのベルトを私色に染めて、そしてクイーンズ・クエストを、私がしっかり引っ張っていく」 つい最近まで上谷のイメージカラーは緑だった。それを思い切って赤に変えた。 「デビューしてからは、グリーン、水色と白がベースだったので、赤を披露した横浜BUNTAIのお客さんの反応も大きかった」 2023年7月、上谷は大田区総合体育館の照明の柱をよじ登り5メートル上空から中野たむにプランチャ・スイシーダ(フライング・ボディアタック)を放ったが失敗。試合続行不可能となり、左ヒジ脱臼、じん帯損傷という大アクシデントに遭遇してしまった。上谷は泣きじゃくり混乱していた。この時、付き添って支えてくれたのが林下だった。 林下は4月12日の試合を最後にスターダムから新団体マリーゴールドに移ったが、上谷にとって林下と組んだアフロディーテというタッグチームは特別なものだった。 アフロディーテとして二人の“さよならイベント”も行い、林下の最終戦でタッグも組んで、さらには5分間だけシングルでも対戦することができた。 「詩美さんをしっかりした形で送り出せてよかった」
【関連記事】
- 【写真】「これは尊い」上谷沙弥と林下詩美の友情と、リング上で抱き合った“別れの日”…赤いコスチュームで躍動するハイスピード王者・上谷の“速くてエモい”戦いぶりも一気に見る(全35枚)
- 【あわせて読みたい】「あの事件で、女子プロレスが野蛮だと…」明かされる“喧嘩マッチ”の舞台裏…映画公開でも話題の岩谷麻優は「ズタボロの時期」を乗り越えて
- 【特別グラビア】仲間の退団に「ずっと泣いてました」…19歳のシンデレラ・羽南が“揺れるスターダム”で下した決断「憧れは捨てられない」
- 【人気】「可愛いのに、媚びてない」水着グラビア、写真集もプロレスのため…トップ女子レスラーも絶賛する“スターダム・天咲光由(21歳)の魅力”
- 【物議】「下着をハサミで切って、真っ裸にさせられ…」女子レスラー初の“オールヌード写真集”も、井上貴子のプロ意識「私にとっては“作品”です」