首相「政治改革は道半ば」「『不十分』という指摘、謙虚に受け止め」
岸田文雄首相は21日夕の記者会見で、19日に成立した改正政治資金規正法について「積み上げてきた様々な取り組みの一つの大きなステップであるとは思っているが、国民から『まだまだ不十分だ』という指摘があることは謙虚に受けとめたい」と述べた。「政治改革、信頼回復への道のりはまだ道半ば」との認識を示し、「引き続き検討しなければならない課題について結論を出していきたい」と語った。 【写真】参院本会議散会後、通常国会が事実上閉会したことを受け、公明党の山口那津男代表(右)にあいさつし、握手を交わす岸田文雄首相(左)=2024年6月21日午後3時37分、岩下毅撮影 政治資金の透明性を確保するための第三者機関の設置を始め、改正規正法は具体的な内容を今後の検討に委ねる記述が目立っている。首相は会見で第三者機関を挙げ、「今後、早急に具体化の協議を進めていく」とも述べた。
朝日新聞社