前検トップタイムは飛田江己/ボートレース宮島
ボートレース宮島の「ルーキーシリーズ第19戦第10回スカパー・JLC杯」は14日に開幕する。 若手レーサーたちが集結する祭典が開幕。今大会で使用される新機新艇は3節目となり、前節で現行エンジンも一通り使用された状況だ。まだ機力相場は流動的なものの、徐々に機力差が浮き彫りになりつつある。 大会前検で6秒71のトップタイムをマークしたのは飛田江己。前検のSスタート特訓でも立ち遅れがなく仕上がりの良さが目立った。S後に鋭くのぞく足色があり、得意とするS攻勢を活かせる機力が備わっている。 一方、試運転で目立ったのは三村岳人。足合わせを行った相手は前節優勝エンジンを手にした前田翔で、三村は内側からしっかりサイドをかけた回り足でターン出口では前田を引き離す力強い走りを見せた。実戦でも期待がかかる足色で、初戦から注目したいところだ。 その他、石田貴洋、柳瀬幹太、藤原碧生も好気配を見せており、伏兵の伊藤尚汰や荒牧凪沙も雰囲気は上々。地元勢は今大会で3選手と少数だが、宗行治哉と三馬崇史はまずまずの感触を得ており、大原祥昌はターン回りに課題を残しており、さらなる上積みが求められる。
マクール