民間小型機 鹿児島空港近くの山中に不時着 運輸安全委員会が調査へ
鹿児島テレビ
6月9日午前、鹿児島空港近くの山中で、民間の小型機が樹木に引っかかる事故がありました。 けが人はいませんでした。 国土交通省はこの事故を「航空事故」と認定し、運輸安全委員会による調査が行われる予定です。 木の上に引っかかった白い機体。 横倒しになり、フロントガラスにはヒビが入っています。 国土交通省などによりますと9日午前11時すぎ、鹿児島空港に着陸しようとしていた新日本航空の小型機が進入経路を外れ、空港から南東約2.4kmの山中の樹木に引っかかる事故がありました。 小型機には60代の男性機長と、70代の男性の2人が乗っていて、「杉林に不時着した」との通報を受けた消防が、事故から約3時間半後に2人を救助しました。 2人にけがはありませんでしたが、1人に熱中症の疑いがあり、病院へ運ばれたということです。 新日本航空によりますと、今回のフライトは70代の男性の技量を維持するための操縦訓練で、事故当時、どちらが操縦していたかなどは調査中だということです。 国土交通省は、今回の事故を「航空事故」に当たるとして、10日午後にも運輸安全委員会の調査官が現地入りし、事故の原因を調べる予定です。
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