オリビア・ハッセーさん死去 73歳、自宅で安らかに 布施明元妻 映画「ロミオと…」ジュリエット役
映画「ロミオとジュリエット」(68年公開)で知られ、米国で活躍した女優オリビア・ハッセーさんが27日、自宅で死去した。73歳。本人のSNSで発表された。家族に見守られ、安らかに旅立ったという。死因は明らかにされていないが、過去に乳がんを患っていた。 【写真】1980年、妻・オリビア・ハッセーさん(左)と米国へ向け出発した布施明 80年に歌手の布施明(77)と結婚。前年、オリビアさんがカネボウ化粧品のCMに出演し、そのCM曲が布施の「君は薔薇より美しい」で、2人でキャンペーンで各地を回るうちに急接近した。83年には長男マックスくんが誕生したが、日米分かれての生活で溝ができ89年に離婚。80年公開の日本映画「復活の日」(監督深作欣二)にヒロイン役で出演するなど国内でもファンが多かった。 51年4月、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス生まれ。15歳で出演した「ロミオとジュリエット」ではジュリエットを演じ、その美貌だけでなくヌードシーンも話題を集めた。80年2月に布施と米マイアミで挙式した際には「彼の子供が欲しい」「彼は私にとって最高の男性」とノロけていた。布施と離婚後、米歌手デビッド・グレン・アイズレー(72)と再婚した。 05年には「マザー・テレサ」で25年ぶりに映画主演。「この役を20年間待ち続けていた」と喜んでいた。同年、映画PRで来日しファンを喜ばせた。