菜々緒が悪女イメージを逆手にとった大胆な役選び。“キャリア史上NO.1”の新キャラとは
これまでのパブリックイメージを覆(くつがえ)す新境地――菜々緒さん主演の10月期ドラマ『無能の鷹』(テレビ朝日系)は、彼女の新たなキャラクターを引き出した良作でした。
菜々緒さんが俳優として頭角を現したのは悪女キャラ
そもそも菜々緒さんが俳優として頭角を現したのは、悪女キャラとしてでした。 2014年に沢尻エリカさん主演で放送された『ファースト・クラス』(フジテレビ系)で、コネ入社でファッション誌編集部に居座っている腹黒・毒舌のクセ強キャラを好演し、悪女演技に開眼しました。 2015年には松坂桃李さん主演の『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(フジテレビ系)にて、タイトルに「悪女」と冠されている、まさにその悪女役に抜擢。 2018年には満を持してGP(ゴールデン・プライム)帯の連ドラ初主演作『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系)で、「悪女を超えた悪魔」というダークヒロインを演じ切ったのです。
悪女キャラの次に挑んだのが「しごでき」キャラ
悪女キャラをものにした菜々緒さんが次に挑んだのは、しごできキャラでした。 2018年の木村拓哉さん主演ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)、2020年の木村文乃さん主演ドラマ『七人の秘書』(テレビ朝日系)、2021年の上白石萌音さん主演のドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)、2021年の鈴木亮平さん主演のドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)などで、次々としごできキャラでレギュラー出演。 悪女キャラが似合う俳優からアップデートし、しごできキャラも十八番としていったというわけです。
“強い女性”が菜々緒のパブリックイメージに
悪女キャラにもしごできキャラにも共通しているのは“強い女性”という印象。それが菜々緒さんのパブリックイメージとなっていました。 そんなパブリックイメージを逆手に取ったのが、最新主演作の『無能の鷹』だったのです。 菜々緒さん演じた主人公・鷹野ツメ子は、ITコンサル会社の営業部に所属する新入社員。エレガントな見た目とスマートな所作で超有能な中堅エース級の風格を備えているのですが……中身は真逆。