8番、ティーショットを放つ山下（撮影・河田真司）

＜国内女子ゴルフツアー：日本女子オープン選手権＞◇第2日◇27日◇茨城・大利根CC西C（6845ヤード、パー72）◇賞金総額1億5000万円（優勝3000万円） 　第2ラウンドが行われ、2位で出た山下美夢有（23＝加賀電子）は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算8アンダーの136とした。前半組が終了した時点で単独トップ。 　出だしの10番パー4で約20メートルの距離からチップインバーディー。「1ホール目でしっかり決められたことは良かった。そこから良い流れで回れた」。続く11番パー5でもスコアを伸ばした。13番パー5では約50センチにつけてバーディーパットを沈め、14番パー4では約30メートルの距離から再びチップインバーディー。序盤で一気に波に乗った。首位で出た同組の古江がスコアメークに苦しむ一方で、安定感を発揮して追い付き、突き放した。 　パー5の4ホール中3ホールでバーディーをマーク。「今日はパー5でスコアを作れた。前半はあまり縦距離が合わなかったけれど、その中でもしっかりリカバリーできた。粘るところはしっかり粘れたかな」とうなずいた。 　好位置につけて決勝ラウンドに臨む。「残り2日、しっかり伸ばせるようにしたい。天気も変わってくるかなと思う。状況判断をしっかりして頑張りたい」。大会初制覇、そして国内メジャー4勝目へ、女王がさらに加速する。