「民意の固定、望ましくない」公明・山口常任顧問 衆参同日選に否定的な考え
公明党の山口元代表は、夏の参議院選挙に合わせて衆議院選挙をおこなう「衆参同日選挙」について、「一度に大量の民意を固定してしまうやり方は望ましくない」と述べ、否定的な考えを示しました。 「衆参同日選挙」をめぐっては、石破総理が今月召集予定の通常国会で内閣不信任案が可決されたり、予算案が否決されたりした場合は衆議院を解散し、同日選挙をおこなうこともあり得るとの認識を示していました。 公明党元代表の山口常任顧問は、8日午後、総理官邸で石破総理との会談後に記者団の取材に応じ、「衆参同日選挙」に否定的な考えを示しました。 公明党 山口常任顧問 「衆参の任期がそれぞれ違っている。しかも参議院は半数改選、そして衆議院は解散はテーマがあれば、いつでも可能であるという仕組みでありますから。いっぺんに大量の民意を固定してしまうというやり方は望ましくないと私は考えます」 また、山口氏は、9日から石破総理がマレーシア、インドネシアを訪問することを踏まえ、この地域における公明党の考え方やこれまでの取り組みなどについて、総理に説明したということです。
TBSテレビ