ブロックチェーン開発者プラットフォームのアルケミー、ビーウェアを買収して欧州進出
ブロックチェーン開発者プラットフォームのアルケミー(Alchemy)が、インフラプロバイダープラットフォームであるビーウェア(Bware)を開発する主要企業であるビーウェア・ラブズ(Bware Labs)を買収した。この取引によりアルケミーの従業員数が約25%増加すると予想されている。 アルケミーは29日に買収を公表したが、買収価格は明らかにしなかった。しかし、同社の幹部はCoinDeskに対し、これが同社にとって最大の買収であり、ビーウェアのチームから41人の開発者とエンジニアを迎え入れ、アルケミーの従業員数が190人に増えると語った。 ビーウェア・ラブズは2021年にルーマニアで5人のエンジニアによって設立された。同社の掲げる目標は、Web3開発者に手頃な価格のブロックチェーンツールとインフラソリューションを提供することだった。 この買収により、アルケミーはヨーロッパに事業基盤を拡大する。現在、同社の事業は主にアメリカに集中しており、サンフランシスコとニューヨーク市の2か所に本社を置いている。 アルケミーの共同創業者兼最高技術責任者(CTO)であるジョセフ・ラウ(Joseph Lau)氏はCoinDeskとのインタビューで、ビーウェアのチームはアルケミーの既存の製品チームに統合され、ビーウェアのノードAPIプラットフォームを含むアルケミーの中核的なインフラ製品に貢献することになると語った。 ラウ氏は、「欧州連合(EU)はWeb3市場の約4分の1を占めており、我々が拡大を目指す中で、今日そこに存在することがさらに重要になっている」とし、「開発者へのサービス向上と雇用の観点の両方から、我々はEUに進出したいと強く考えていた」と述べた。 |翻訳・編集:林理南|画像:アルケミーの共同創設者(Alchemy)|原文:Blockchain Developer Alchemy Buys BWare, Pushing Into Europe, Adding About 25% to Staff
CoinDesk Japan 編集部