子どもの未来を作る社会貢献活動 F-connectでつながる支援の輪
探究心の高いプロフェッショナルとして共通点の多さも支援のきっかけに
現役サッカー選手の小池氏とデンタルインプラントの第一人者である鈴木氏。職業は違えども両者はその道を極めた“プロフェッショナル”である。この部分もまた、鈴木氏が小池選手に共感し、F-connectをサポートする理由である。 先述の通り、鈴木氏は逆境に打ち勝ち、世界でも権威のある歯科医師となったが、それまで血が滲むような努力をして道を極めてきた。 「一流になるには努力をし続けなければいけません。学生時代は勉強に励み、今でも週6回働いています。そして日曜日は学会に出ることが多いので、休みはほとんどありませんね」と鈴木氏は笑うが、それは小池選手も同じ。サッカー選手として技術を磨きながら、フィールドの外でも常に先のことを考え行動に移してきた。 小池選手は「プロサッカー選手も社会人ではありますが、特殊な世界。25歳のときにチーム内の最年長の選手が35歳だったので、自分が選手でいられるのも(最大で)あと10年しかないと感じたときにすごく不安になりました」という思いから、さまざまな人に会うことを意識。その中でいろんな経験をする中、2014年に児童養護施設への訪問をきっかけに「フットボールを繋げる、フットボールが繋げる」という理念の元、F-connectを設立した。 鈴木氏もデンタルインプラントを施すことで、「患者さんを救うことができ、まさに社会貢献だと感じています」と話しており、探究心に加えて小池選手が進める社会貢献活動にも通ずるものがあったという。
自身の経験と技術を子どもたちに提供し明るい未来への一助になる
F-connectへの支援は昨年始まったばかりのため、本格的な活動は今年からスタートする予定だ。 鈴木氏は児童養護施設の子どもたちと同じような経験をした期間があるからこそ、共感できる部分が多くある。 「子どもたちに自分の経験を伝えることはもちろん、私は職人なので施設にいる子どもたちの歯の状態をチェックしたり、ボランティアで治療をしたいと思っています」と鈴木氏は子どもたちに会うのが待ち遠しい様子だ。海老名市への寄付など自身が独自に取り組んできた社会貢献活動を、F-connectを通してできるようになったことで楽しみは広がっている。 「F-connectには期待しかありません。輪が徐々に広がっていき、支援額の規模も増えることは社会貢献の一言に尽きます。大きくなっていくことを望んでいます」と鈴木氏。子どもたちの未来を見据え、今後もF-connectとともに社会貢献活動を推進していく。