【ゴルフルールクイズ】あっ、二度打ち! これってペナルティーはあるんだっけ?
ゴルフのルールをクイズ形式で分かりやすく解説。今回は、うっかり“二度打ち”してしまった場合の正しい処置について。
* * * パー4のセカンドショットは当たりが薄く、グリーンをショート。 ラフではあったが、この時期は芝が短く、ボールも浮いていてむしろ絶好のライ! 「よーし、ピタッと寄せてパーを取るぞ~」 勇んでウェッジを握り、いざ3打目。ところが……
「カッ、コッ」 !!? なんと、あろうことかヘッドがボールに2回当たる“二度打ち”。ボールはかろうじてグリーンに乗ったものの、かなりの距離を残してしまった。 「ああ~、こんな絶好のライからやってしまった。次は4打目か……」 へこんでいると、同伴者から思わぬ指摘が。 「二度打ちは1罰打だから、次は5打目よ」 ええ!? たしかに2回打ったけど、ミスしたのにさらにペナルティーが付くなんてあんまりじゃない?
1回のストロークで偶然2回クラブが球に当たってしまった。どうなる?
A. 罰なし B. 1罰打 正解は…… -----------
A「罰なし」 プレーヤーのクラブが偶然に2回以上球に当たった場合、1回のストロークとなるだけで、罰はない(規則10.1a)。2018年までのルールでは1ストローク中に2回以上球に当たった場合、そのストローウをカウントし、さらに1打の罰を加える必要があったが、2019年の改正により、偶然2回以上球に当たっても、罰が科されることはなくなった。 監修:JLPGA競技委員・阿蘇紀子、中﨑典子 撮影:姉﨑正 週刊ゴルフダイジェスト3月12日号より一部改