初の全国で3位!…栗山町の少年サッカーチーム「くりやまFC」がもう一度大舞台へ…みんなでやろう!トライ報知
昨年11月にスタートした「トライ報知」は今回が最終回。栗山町の少年サッカーチーム「くりやまFC」を紹介する。3月初旬に福島県のJヴィレッジで開催された「ヒーローズ・チャンピオンシップ大会」で3位と健闘。冬期間は体育館での練習だけだったが、久しぶりの芝のピッチに順応し、チーム創設以来初めて挑んだ全国大会で結果を出した。マチの期待も背負って、新シーズンに立ち向かう。 ヒーローズ・チャンピオンズシップは、北海道コンサドーレ札幌のFW鈴木武蔵ら現役Jリーガー8人が共催する全国大会。くりやまFCは昨年12月の空知地区予選、2月の道代表決定戦(MUSASHIカップ)を勝ち抜いて、クラブ史上初の全国切符をつかんだ。 10チームが参加した晴れ舞台では3勝1敗で順位決定戦(PK戦)に進出、3位と健闘した。冬場は室内練習のみだったが、久しぶりの芝グラウンド、11人制の試合にも適応。藤谷一史監督(47)は「育成の成果は見られた」と本格シーズンへの手応えを得た。 クラブは1983年に発足。40年以上の歴史を誇る。人口約1万1000人の栗山町にどっしり根を下ろし、「地域を盛り上げ、地域に貢献する」などをモットーとして活動してきた。少子化が進む中でも門をたたく子は絶えず、現在は未就学児から小学6年まで男女約80人が在籍。各年代のカテゴリーごとに練習している。 ボールを自在に操る技術を教え込み、2年前には全道大会で準優勝するなど結果も伴ってきた。チームの特徴は、ボールを失わずにつないでゴールへ迫るスタイル。そこに魅力を感じて町外から通う選手もいる。岩見沢・栗沢小6年の立野紘夢くんは「試合を見てワクワクした」と小2で入団。3月の卒団式を終えて新キャプテンに就任した。最大の目標はJA全農杯全国小学生選抜大会(5月、横浜)。立野くんは「全道優勝して、また全国大会に行きたい」と次の切符に狙いを定めている。 (石井 睦) ◇入団希望 藤谷一史監督(TEL090・9514・7738)へ電話か、メールでkuriyamafc@gmail.comへ。
報知新聞社