ベテランの負けられない戦いに新人が挑む それぞれの戦い方に個性(奈良1区)【衆院選2024】
奈良県の中で、唯一、自民と立憲がしのぎを削る奈良1区。 5人の候補者による選挙戦は、戦い方に個性が表れていました。 ■【動画で見る】【衆院選2024】ベテランの負けられない戦いに新人が挑む それぞれの戦い方に個性|奈良1区
■立憲・馬淵澄夫候補は2期連続8回目の当選目指す
【立憲民主党・馬淵澄夫候補】「選挙が終わればみそぎが済んだとして、皆さん方に政権運営を任せてもらったと、それこそ傲慢に語るのでしょうか?断じて許すわけにはまいりません」 奈良1区で、長年、立憲民主党の議席を守り、今回、8回目の当選を目指すのは、立憲民主党の馬淵澄夫さん(64)。 自民党に逆風が吹く、今回の選挙。「政権交代前夜」を掲げる立憲民主党にとって、奈良1区は絶対に落とせません。 馬淵さんが力を入れるのが、有権者との対話です。 【立憲民主党・馬淵澄夫候補】「私の街頭演説ではなく、皆さんからのご意見を頂戴する、そんな場の設定をさせていただきました」 【有権者】「今回の選挙を終えた後、どういう風に変わっていくのか?政権交代もあると思うが…」 【立憲民主党・馬淵澄夫候補】「この選挙が終われば、選挙の結果いかんにかかわらず、必ず自民党では内紛が起きます。大混乱をきたす。それが私の見立てです」 演説だけではなく、集まった人たちの疑問に答えるという「トークライブ」を行ってきました。 【立憲民主党・馬淵澄夫候補】「いろんな場面でお会いする方々が『馬淵さんや』ということで、話しかけてくださるので、それが私自身の一番の強みだと思っています」 目指すのは、「腹いっぱいメシが食える国」 【立憲民主党・馬淵澄夫候補】「税を使って国民の暮らしを豊かにする。まさに成長と再分配のこの両輪を回すのが、政治の仕事ではないですか?」 法人税の引き上げや消費税減税などを訴えています。
■自民・小林茂樹候補は小選挙区で2度目の勝利目指す
国土交通大臣も務めたベテラン馬淵さんが一度、敗北を喫した長年のライバルがいます。 【自民党・小林茂樹候補】「奈良1区において、実現力を真に発揮できるのは、政治課題を解決できる真に実現力がある候補者は誰なのか。それが私、小林茂樹でございます」 自民党の小林茂樹さん(60)。不動産会社社長として、駅前の開発などに携わってきました。 小選挙区で2度目の勝利を目指し多くの人に訴えます。 【自民党・小林茂樹候補】「民主党政権時代の『コンクリートから人へ』という誤ったメッセージが結局、地方の街づくり、街の整備を停滞させることになってしまったわけであります」 掲げるのは、地方の道路網整備など。選挙カーに乗り込み、選挙区内をくまなく回ります。 【自民党・小林茂樹候補】「住宅関係だけでいえば、明日でも国土交通大臣が務まると自分では思っております。地方出身、このことを忘れずに、皆様方のお顔、お気持ち、ひとりひとりの地方を大事にということを忘れずに、仕事をさせていただきたい」 自民党に対する逆風が吹くなか、「地元を大切に」と、この日もおよそ3時間駅前に立ち続けました。 【自民党・小林茂樹候補】「やましいことは一切ございません。しかし、自民党が起こした不祥事であります。連帯責任これは感じております。申し訳ありません」