【プレミア12】戸郷翔征 侍投手陣しんがり登板で4回2失点 打たれた5安打中、二塁打が4本 ボークも
◇WBSCプレミア12 1次ラウンドB組第5戦 日本―ドミニカ共和国(2024年11月18日 天母) 【写真】<ドミニカ共和国・日本>雨の中力投する戸郷(撮影・木村 揚輔) 侍ジャパンの戸郷翔征投手(24=巨人)が1次ラウンド全勝突破の懸かったドミニカ共和国戦に先発登板。登録13投手のなかで唯一ここまで登板がなかったが、待望の初マウンドは一時勝ち越しを許すなど4回5安打2失点とやや不本意な内容で降板となった。 登板前の初回に押し出し四球で1点先制してもらって上がった国際試合初先発のマウンド。 だが、その裏だった。1番・デベルスを打ち取ったボテボテの当たりが二塁への内野安打となり、2番・ハンソンに初球を投じたが、この時のセットポジションで完全に静止していないと判断されてボークを取られた。 このボークで一走・デベルスが二塁進塁。昨季は日本ハムでプレーしたハンソンに次の2球目フォークボールを右翼線への同点適時二塁打とされた。 戸郷にとってはわずか6球での失点。その後は3番・アルカンタラをフォークボールで空振り三振、4番・グティエレスを146キロ直球で中飛、5番・ヌニェスをフォークボールで空振り三振に仕留めて最少失点で切り抜けた。 だが、1―1で迎えた2回には先頭の6番・コルデロにスライダーを左中間二塁打とされ、2死後、9番・デレオンにフォークボールを右翼線へ適時二塁打とされて勝ち越しを許す。それでも直後の3回に味方打線が追いつき、2―2のまま試合が進行した。 4回に初めて3者凡退に仕留めた戸郷。すると、直後の5回に味方打線が栗原(ソフトバンク)、坂倉(広島)の連続適時打などで一挙3点を挙げて勝ち越し。 戸郷はその裏のマウンドには上がらず、4回5安打2失点で降板となった。なお、同じく巨人でプレーする左腕・井上が5回から2番手として登板している。 戸郷の投球内容は4回で打者17人に対して63球を投げ、5安打2失点。6三振を奪い、与四死球なし、直球の最速は148キロだった。 ▼戸郷 もったいない点の取られ方はありましたけど、3回、4回はゼロに抑えられて良かったです。次はゼロに抑えられるように頑張ります!