米大統領、イスラエル首相にハマスとの停戦受け入れ迫る-電話会談
(ブルームバーグ): バイデン米大統領は1日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、イスラム組織ハマスとの停戦を受け入れるようネタニヤフ氏に求めた。ホワイトハウスではパレスチナ自治区ガザでの戦争継続に対する不満が高まっている。
バイデン氏はイランやヒズボラといった民兵組織からの新たな脅威を巡りイスラエルを支援すると約束した一方で、ネタニヤフ氏に対し「非常に率直」に対応したと明らかにした。10カ月近く続くイスラエルとハマスとの戦争がもたらす地域への影響が深刻化する中で、両首脳の関係は緊張をはらんだものとなっている。
バイデン氏は「われわれには停戦の基盤がある」と記者団に述べ、ネタニヤフ氏は停戦に向け今すぐ動くべきだし、ハマスも今すぐ動くべきだとの考えを示した。
ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏がイランで殺害されたことについて、バイデン氏は停戦交渉に「役立たない」と語った。イランとハマスはイスラエルがハニヤ氏を殺害したと非難。イスラエルはそうした主張を否定も肯定もしていない。
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原題:Biden Tells Netanyahu to Accept Cease-Fire in ‘Very Direct’ Call (抜粋)
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Jenny Leonard, Kateryna Kadabashy