自販機で“干しいも”!?「だったら自分で…」看護師を辞めて干しいも作りを始めた干しいもが好きすぎる女性 青森県青森市
RAB青森放送
干しいもが大好きな女性が、とことんこだわった手作り干しいもの販売を自動販売機で始めました。 これからが一番美味しい季節という干しいもにかける思いを取材しました。
★橋本莉奈キャスター 「こちらにある紫色の自動販売機、おいしそうな干しいもの絵があります。見てみますと、ずらっと干しいもスティック、さつまいももあったりお芋の商品が売られています」
さつまいもカラーが目を引くこちらのラッピング自動販売機は、青森市のラ・セラ東バイパスのすぐ裏手にあります。 今年の6月から設置されていて、干しいもが3種類とパウンドケーキ、スティックさつまいもが販売されています。 なかでも黄金色に照り輝く干しいもは、ねっとりとした食感でお芋のうまみが凝縮された逸品です。 作っているのは奥寺商店の奥寺人美さんです。
★奥寺商店 奥寺人美代表 「お芋は茨城県産のものしか使ってないです。色んな県のさつまいもを作ってみたんですけど甘さもそうですし、芋の中の繊維とかが絶妙なのが茨城のお芋で、そこにこだわって作っていますね」 完成まで3日かかるという奥寺さんの干しいも。 その作り方を見せていただきました。 3時間から6時間ほどかけて蒸したさつまいもの皮をむきます。 ★奥寺商店 奥寺人美代表 「これはいもをむく機械包丁ですね 専用です」 「(普通の)包丁よりもむきやすいんですよ」 1枚5~6ミリと厚めにカットするため食べ応えは十分です。 これを冬は60度から65度の温度で6時間乾燥させます。
子どもの頃から干しいもが大好きだった奥寺さん。 これまではインターネットでおいしい干しいもを探して購入していました。 ★奥寺商店 奥寺人美代表 「ネットで買うと1袋2千円とか3千円とかすごく高くて、それだったら自分で作ってみようかなと思ってそれからが始まりですね」 3年ほど前から趣味ではじめた干しいも作りでしたが、その後さつまいもの名産地である茨城県で干しいも屋を巡りよりおいしい干しいもを研究。 ★奥寺商店 奥寺人美代表 「毎日毎日干しいものチェックしてて 家族にも食べさせて『後もういい』って言われた時もありました」