安田純平さんが外国特派員協会で会見(全文1)行動にいくつかミスがあった
シリアで武装勢力に拘束され、3年4か月ぶりに帰国したフリージャーナリストの安田純平さんが9日、外国特派員協会で記者会見を行った。 【動画】安田純平さんが外国特派員協会で会見 9日午後3時から(2018年11月9日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードはYouTubeのTHE PAGEチャンネル上の「安田純平さんが外国特派員協会で会見 9日午後3時から(2018年11月9日)」に対応しております。
安田さんのあいさつ
安田:本日は貴重なお時間を割いていただきありがとうございます。今回、私の解放に向けてご尽力いただいた日本、トルコ、カタールをはじめとする多くの皆さま方、ご心配いただいた皆さまにおわびしますとともに、深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 そして、今も行方不明になっている多くのジャーナリストたちの1日も早い無事の解放を祈っています。今回、私自身の行動によって日本政府を当事者にしてしまったという点について、大変申し訳ないと思っています。今回、何があったか可能な限り説明することが私の責任であると思っています。よろしくお願いします。 司会:(英語)
本当に謝罪の必要があると考えているのか
Shingetsu News:Shingetsu Newsの【ペン 00:18:05】と申します。おわび、謝罪についての質問を申し上げたいと思うんですけれども、ご存じかどうか分からないんですけれども、先日、国境なき騎士団が、安田さんの。 男性:記者団ですね。 通訳:記者団ですね、すみません。 Shingetsu News:が、先日ステートメントを発表されてるんですけれども、その声明の中身というものは、謝罪をすべきではない、謝罪をする必要がないという内容のものになっております。謝罪をするのではなくて、むしろ歓迎をされるべき、評価をすべきだというような内容の声明になっているんですけれども、やはりその声明の内容、そして日本社会、日本の市民が期待していること、日本の社会の状況というのは、ある意味で異なった常識があるというふうに感じるということがあります。記者としての、ジャーナリストとしての仕事というのは、やはり危険なところに行ってそこの現場で起きていることを取材する、そしてそれを伝えるということが記者の仕事であります。政府や【マ**キ 00:19:05】のグループなどに管理される、コントロールされる内容ではなくて、現場での情報を伝えるということがジャーナリストの本来での仕事になります。 ですので、これからが質問のほうなんですけれども、やはり世界で活躍するジャーナリストとしては、本当に謝罪をする必要があるというふうに考えられているでしょうか。日本は民主国家ではありますので、民主国家に、そして民主主義な社会においてはやはりコントロールされる情報ではなくて、現場の直の情報を伝えるということがジャーナリストの仕事だと思います。もちろん日本政府はいろいろと解放に向けて働いていたということ、働きをしていたということはあったと思うんですけれども、それについて謝罪をするのではなくて、やはり帰国したことで歓迎をされるべきでしょうか。それについてのコメントをお願いいたします。 安田:この報道の仕事、ジャーナリストの仕事が政府であったり権力にコントロールされるものではないということについて、全面的に賛成いたします。今回、謝罪といいますか、私自身の行動に幾つかのミスがあったということは間違いないので、この点について皆さまのご批判をいただいて、今後に生かしていくために、まずごあいさつといいますか、ご批判をいただくに当たっておわび申し上げますということを申し上げています。 司会:(英語)